SEO(Search Engine Optimization)|ホームページ制作 用語集

SEO(Search Engine Optimization)

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SEO(Search Engine Optimization)とは

SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」を意味し、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、あるキーワードを入力した際に、自社のホームページやコンテンツが上位に表示されるように改善するマーケティング施策のことを指します。

この施策の目的は明確で、「検索エンジン経由のユーザー流入を増やし、コンバージョン(成果)に結びつける」ことです。広告を用いずに自然検索からのアクセスを増やすため、中長期的に高い費用対効果が得られるとされています。

なぜSEOが重要なのか?

現代のユーザーは、情報を得るために検索エンジンを利用することが当たり前になっています。特にBtoBや専門サービスでは、初期の情報収集段階において検索がファーストステップとなるケースが多いため、検索結果において自社の露出を高めることが、ビジネス成果に直結するのです。

以下のような理由から、SEOは企業にとって不可欠な施策となっています。

  • リスティング広告のようにクリックごとに課金されない
  • 一度上位表示されると、継続的なアクセスが見込める
  • 信頼性の高い情報源と認識されやすい(自然検索順位=信頼の指標)
  • リード獲得や採用、ブランディングにも活用できる

SEOの仕組みと評価の流れ

検索エンジンは、ウェブ上に存在するあらゆるサイトを「クローラー」と呼ばれるロボットによって自動的に巡回(クロール)し、情報を収集しています。

その後、収集した情報は以下のようなフローで処理されます。

  1. クロール(ページの発見と読み取り)
  2. インデックス(検索エンジンのデータベースへの登録)
  3. ランキング(アルゴリズムによる検索順位の決定)

ランキング決定要因(代表例)

Googleでは、200以上のアルゴリズムによって検索結果の順位が決定されているとされています。その中でも、特に重要な指標には以下が挙げられます。

  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
  • ユーザー体験(UX)
  • ページ表示速度(Core Web Vitals)
  • スマホ対応(モバイルフレンドリー)
  • ページ滞在時間、直帰率
  • 被リンクの質と量
  • 内部リンク構造の整理
  • コンテンツの鮮度と網羅性

SEO対策の分類と具体例

SEO対策は、一般的に内部対策・外部対策・コンテンツ対策の3つに分類されます。

1. 内部対策(On-site SEO)

自社サイトの構造やHTMLの最適化によって、クローラーに正確に情報を伝えるための対策です。

  • titleタグ、meta descriptionの最適化
  • 見出しタグ(h1〜h3)の構造整理
  • パンくずリストの設置
  • SSL(https)対応
  • サイトスピード改善(画像圧縮・キャッシュ設定)
  • モバイル対応(レスポンシブデザイン)

2. 外部対策(Off-site SEO)

外部サイトから自社へのリンク(被リンク)獲得によって、検索エンジンに対して「価値のあるサイト」と認識させる施策です。

  • 業界サイト・取引先からのリンク獲得
  • プレスリリース配信による引用誘導
  • Q&Aサイトでの自然な紹介
  • 被リンクの質を評価:スパムリンクはマイナス評価に

3. コンテンツ対策(Content SEO)

最も重要かつ中長期で成果を出すための軸となるのがコンテンツSEOです。

  • ユーザーの検索意図に応える高品質な記事作成
  • キーワード選定と共起語の活用
  • 定期的なリライトと情報更新
  • FAQ、コラム、ホワイトペーパーの充実
  • 自社ノウハウや事例などの一次情報の発信

SEOの注意点とよくある誤解

SEOに取り組む際には、以下のような誤解や陥りがちな失敗を避ける必要があります。

❌ 誤解1:とにかくキーワードを詰め込めば上位表示される

現在はユーザーにとって有益な体験を提供しているかが重視される時代。過剰なキーワードは逆効果。

❌ 誤解2:SEOは一度やれば終わり

検索アルゴリズムは常に更新されており、継続的な見直しと運用が必須。

❌ 誤解3:ページ数が多いほどSEOに有利

無駄なページや質の低いページは逆に評価を下げるリスクがある。

SEOで成果を出すためのプロセス(中小企業向け)

  1. キーワードリサーチ(見込み客が検索しそうな語句を洗い出す)
  2. 競合分析(上位表示されているコンテンツの構成・質をチェック)
  3. サイト構造設計(トップ→カテゴリ→詳細の流れを整備)
  4. コンテンツ制作(ターゲットの悩みやニーズに応える形で設計)
  5. 内部施策とHTML構造の最適化
  6. Google Search ConsoleやAnalyticsでの効果測定と改善
  7. 定期的なリライトと更新

SEOチェックリスト(2025年最新版)

1. サイト構造・情報設計編

チェック項目内容
❏ URL構造が整理されているか/service/web-design/ のように階層がわかりやすい構成か
❏ パンくずリストが実装されているかクローラビリティとUX向上に貢献
❏ サイトマップ(XML / HTML)が用意されているかGoogle用とユーザー用の両方を設置
❏ モバイルフレンドリーかモバイル表示対応(Googleのモバイルテストツール推奨)
❏ サイト全体でSSL(https)化されているかセキュリティ+SEO評価に影響あり
❏ 404ページが適切に設定されているかユーザー離脱を防ぎ、内部リンクに誘導する構成か

2. コンテンツ編(Content SEO)

チェック項目内容
❏ 各ページに一意のタイトル(titleタグ)が設定されているか28〜32文字以内で主キーワード含むか
❏ meta description が自然文で設定されているか100〜120文字程度で魅力を伝える説明文になっているか
❏ H1〜H3タグが論理的に構造化されているかキーワードが見出しに自然に含まれているか
❏ 重複コンテンツがないか類似ページ間の差別化が図られているか
❏ オリジナル性の高い一次情報が含まれているか体験談・自社事例・調査データなど
❏ 共起語・関連語が自然に含まれているかLSIキーワードで網羅性を担保しているか

3. 技術・パフォーマンス編(Technical SEO)

チェック項目内容
❏ ページの表示速度が十分に高速かGoogle PageSpeed Insightsでスコア80以上を目安
❏ 画像サイズが最適化されているかWebP対応や圧縮済みの画像を使用しているか
❏ Core Web Vitals の指標が合格しているかLCP / FID / CLS の3項目で合格ラインに達しているか
❏ JavaScriptやCSSは必要最低限か遅延読み込み(lazyload)やCDNを活用しているか
❏ 構造化データが適切に設定されているかFAQ・商品・会社情報などschema.orgに基づいたマークアップ
❏ クローラーのアクセス制限(robots.txt)が誤っていないかインデックスしてほしいページをブロックしていないか

4. 運用・評価編

チェック項目内容
❏ Google Search Console に登録しているかインデックス状況や検索パフォーマンスの把握
❏ Google Analytics(GA4)でアクセス解析を行っているか流入チャネル別のコンバージョン管理が可能か
❏ 定期的にリライトや更新を行っているか最新情報・関連ニュース・FAQなどの定期更新
❏ 被リンク(ナチュラルリンク)を獲得する施策をしているか業界団体・パートナー・事例記事などでの露出強化
❏ SNSや他チャネルと連携しているかクロスメディア戦略で検索依存度を分散

活用のポイント

  • 一気にすべてを完了させる必要はありません。優先順位をつけて段階的に対応することが現実的です。
  • 各項目には「完了」「改善中」「未対応」の3段階で進捗チェックをつけ、月次でチェックシートを更新する運用が効果的です。
  • 検索アルゴリズムの変動にも対応するため、年1回はこのチェックリストを見直すようにしましょう。

必要であれば、このチェックリストを Googleスプレッドシート形式で提供したり、業種別(例:士業・製造業・EC・建設業など)にカスタマイズしたテンプレートもご用意可能です。ご希望があればお知らせください。

SEO まとめ

SEOとは単なる「テクニック」ではなく、「ユーザーにとって有益な情報を適切な形で届けるための継続的な改善プロセス」です。

中小企業にとっては、広告に頼らずに自社の強みを検索ニーズに合わせて発信できる唯一の無料集客チャネルとも言えます。サイト制作やリニューアルを行う際には、必ずSEO視点での設計と運用計画をセットで検討すべきです。

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