セッション数(Session)|ホームページ制作 用語集

セッション数(Session)

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セッション数(Session)

セッション数とは、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の行動を1単位としてカウントする、アクセス解析における基本的な指標のひとつです。単にページを何枚見たかではなく、「1回の訪問」としてカウントされます。

セッション数の正しい意味

たとえば、あるユーザーが以下の行動を取ったとします。

  • 12:00:TOPページにアクセス
  • 12:05:会社概要ページに移動
  • 12:10:お問い合わせページへ移動
  • 12:15:サイトを離脱

この場合、セッション数は「1」です。ページを3つ閲覧していますが、1回の訪問としてまとめてカウントされます。
一方で、同じユーザーが数時間後、または翌日に再訪した場合は新たにもう1セッション
として計上されます。

セッションの切れるタイミング

Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでは、以下の条件でセッションが終了し、次のセッションとしてカウントされます。

  • 一定時間操作がなかった場合(デフォルトは30分)
  • 日付が変わったとき(0時をまたいだアクセス)
  • 参照元が変わったとき(別の検索エンジンやサイトから再訪)

「セッション数」と混同しやすい用語

  • ページビュー(PV)数
    ページ単位の閲覧回数。1セッション内で3ページ閲覧すれば、PVは3。
  • ユーザー数(訪問者数)
    セッションではなく「人数」のカウント。同一人物が異なる時間帯に訪問すれば、ユーザー数は1、セッション数は2になる。

セッション数のビジネス活用

セッション数は以下のような視点で活用されます。

  • 集客効果の測定:広告やSNS投稿が、どれくらいサイト訪問につながったかを測定する。
  • キャンペーン施策の成果検証:セッション数の増減を週単位や月単位で比較し、施策の有効性を判断。
  • ユーザー導線改善の基礎指標:セッションに対して直帰率が高ければ、コンテンツ設計や動線の見直しが必要。

特にECサイトやサービスサイトでは、セッション数に対するコンバージョン率(CVR)も非常に重要な指標になります。

業種別セッション数の目安(月間)

業種月間セッション数の目安備考
士業(弁護士・税理士など)500〜3,000地域名+業種のSEO対策が鍵。ローカル検索に強くなると安定した流入が見込めます。
飲食店1,000〜10,000地域名・メニュー・口コミ導線の強化が重要。SNS流入が多く、波がある業種です。
建設・リフォーム業1,000〜5,000SEO対策が効果的。施工事例やスタッフ紹介ページの充実がCVに直結します。
美容・サロン系800〜5,000Instagramなどとの連携が有効。予約導線の明確さが集客を左右します。
ECサイト(中小規模)3,000〜30,000商品点数と広告出稿の有無で大きく変動。SEOだけでの獲得は難易度が高めです。
製造業・BtoB企業500〜2,000検討期間が長いため、指名検索・事例・資料ダウンロード導線が重要。
人材・採用サイト2,000〜15,000求職者向けコンテンツやSNS施策、求人ポータル連携が鍵。
  • 上記は広告なし、または最小限の広告出稿を行っている中小企業の目安です。
  • コンテンツマーケティングや動画活用、SNS運用などに注力すれば、数倍以上のセッションも狙えます。
  • 数値よりも重要なのは、「セッション数に対するコンバージョン率(CVR)」です。

セッション数(Session)まとめ

セッション数とは、ユーザーの訪問単位を示すアクセス解析の基礎指標であり、単なるページ数ではなく「1回の訪問」として捉えることが重要です。時間や参照元の変化によって新たなセッションとみなされるため、PVやユーザー数とは違う視点で分析できます。

Webマーケティングにおいて、セッション数の変化を追うことは、集客状況の把握や施策の評価に不可欠です。目的に応じて、他の指標と組み合わせながら分析することが、成果につながる改善の第一歩となります。

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