PV(Page View)|ホームページ制作 用語集

PV(Page View)とは

PV(Page View/ページビュー)とは、ホームページ上で各ページが表示された回数を表す指標です。1人のユーザーがサイトに訪問し、複数のページを閲覧した場合、そのページの表示数がすべて合算されてカウントされます。

たとえば、あるユーザーがトップページを開いた後に、会社概要ページ→サービス紹介ページ→トップページに戻ったとすれば、PVは「4」となります。同じユーザーが同じページを何度見ても、そのたびにPVは加算されるため、ユニークユーザー(UU)やセッション数(訪問回数)よりも数値が大きくなりやすいのが特徴です。

PVの重要性と使いどころ

PVは、Webサイトの人気コンテンツやユーザーの動線を可視化する上で非常に役立ちます。

  • 人気ページの把握:どのコンテンツがよく読まれているかを確認することで、ユーザーの興味関心を分析できます。
  • コンテンツ戦略の改善:PVが高いページはさらにブラッシュアップし、低いページは改善や削除の判断材料に。
  • 広告効果の測定:PV数の多いページに広告を配置することで、CTR(クリック率)やCV(コンバージョン)向上の効果を見込めます。
  • SEO評価との連動:継続的にPV数の高いページは、ユーザーにとって有益な情報と評価されやすく、検索順位にも良い影響を与える可能性があります。

PVと他の指標との違い

指標説明
PV(ページビュー)ページが表示された合計数。リロードや戻る操作でもカウントされる。
UU(ユニークユーザー)一定期間内にサイトを訪れた個別の人数。重複アクセスは1としてカウント。
セッション数訪問の回数。一定時間操作がなければ新しいセッションとしてカウントされる。

PVはあくまで行動量を示す指標であり、本質的なユーザーの質(滞在時間、CV率など)とあわせて分析することが重要です。

業種別のPV目安(中小企業サイトを想定)

業種によってPVの平均値や目標値は異なりますが、以下は中小企業サイトにおける参考目安です。Webサイトの規模や運用期間、目的によって上下しますので、あくまで目安としてご覧ください。

業種月間PVの目安備考
製造業(BtoB)1,000〜5,000PV製品情報や導入事例ページが鍵。SEO対策と展示会連動が効果的。
建築・不動産業2,000〜10,000PVローカルSEOや施工事例の更新でPVが伸びやすい。
医療・福祉関連1,000〜8,000PV採用目的・患者向け情報の充実がカギ。検索ニーズが明確。
小売・ECサイト10,000〜50,000PV以上商品点数と更新頻度によって変動が大きい。SNS流入も強化ポイント。
士業(法律・会計等)1,000〜4,000PVSEOライティングで信頼感を醸成。コラムや無料相談などが集客源。
教育・スクール系3,000〜12,000PV体験申込・資料請求がゴール。定期的なブログ・SNS施策が重要。

PV改善に向けた主な施策

PV数を効果的に増やすためには、以下のような戦略が効果的です。

1. SEOコンテンツの拡充

  • 検索ニーズに合ったブログ記事や用語集、導入事例、Q&Aページを作成
  • ターゲットキーワードを明確に設定し、ロングテールSEOを狙う

2. 内部リンクの最適化

  • 関連記事やカテゴリリンクを適切に配置し、ページ遷移率(回遊性)を高める
  • パンくずリストやグローバルナビの改善も有効

3. スマートフォン最適化(モバイルUXの向上)

  • スマホユーザー比率が高いため、レスポンシブデザインと読みやすいUIの導入は必須

4. SNSとの連携

  • InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどと連携し、更新情報を発信
  • SNSからの流入を促すバナーやCTA設置も有効

5. コンテンツの更新頻度の向上

  • 月1~4本以上の記事を更新し、インデックス数と新鮮度を維持
  • 季節性やトレンドを活かした記事もPV増加に寄与

6. アクセス解析に基づく改善

  • Googleアナリティクスで離脱率や直帰率の高いページを特定
  • ページ構成やCTAボタンの位置を改善し、滞在時間を延ばす

業種ごとにPVの目安は異なりますが、目的に合ったサイト構成とコンテンツ戦略により、確実に改善していくことが可能です。特に中小企業ではSEOとコンテンツの両軸運用が鍵となります。まずは現状のアクセス分析からスタートし、段階的に改善を進めていきましょう。

必要であれば「自社のPV目標シミュレーション」や「コンテンツ更新計画テンプレート」も作成いたしますので、お気軽にご相談ください。

PV(Page View)まとめ

PV(ページビュー)は、Webサイトの閲覧数を示す重要な指標であり、ユーザーの関心を可視化し、改善のヒントを得るための出発点となります。ただし、PVが多いだけではビジネス成果には直結しないため、セッション数やCV率など他のKPIと組み合わせて総合的に評価することが効果的です。

今後、より具体的に業種別のPV目安や改善施策をご希望の場合は、お気軽にお申し付けください。ご要望に応じてテンプレートやレポートのサンプルも作成可能です。

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