アクセス解析
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アクセス解析とは
アクセス解析とは、自社ホームページに訪れたユーザーの行動や属性を収集・分析し、サイトの改善やマーケティング戦略に活用するための手法です。どこからユーザーが訪れ、どのページに滞在し、どこで離脱したかなどを可視化し、Webサイトの「現在地」と「改善すべき点」を把握するための基盤となります。
アクセス解析を実施することで、感覚的な判断ではなく、データに基づいた戦略的な改善が可能になります。
アクセス解析で得られる主な情報
アクセス解析ツールを使うと、以下のような多様な情報を取得できます。
- ユーザー数(訪問者数)
- セッション数・ページビュー数(PV)
- 流入元(検索エンジン/SNS/広告など)
- 検索されたキーワード
- ユーザーの使用デバイス(PC/スマホ)やOS、ブラウザの種類
- 直帰率・離脱率・滞在時間
- コンバージョン率(お問い合わせ・購入など)
- ユーザーの地域や言語、年齢・性別などの属性(推定値)
これらの情報をもとに、「なぜアクセスはあるのに成果につながらないのか」「どのページでユーザーが離脱しているのか」といった課題に対し、具体的な改善策を導き出すことができます。
主なアクセス解析ツール
Googleアナリティクス(GA4)
Googleが提供する無料の高機能アクセス解析ツールで、ほぼ全ての企業が利用していると言っても過言ではありません。現在は新バージョンの「GA4(Google Analytics 4)」が主流となっており、イベントベースでユーザーの行動を詳細にトラッキングできます。
Google Search Console
検索キーワードの表示回数やクリック数、検索順位など、SEOに特化した分析に役立つツール。アナリティクスと併用することで、検索エンジンとの関係性をより深く理解できます。
ヒートマップツール(Microsoft Clarity、User Heatなど)
ページ上でユーザーがどこを見ているか、どこでクリックしたか、どこでスクロールを止めたかといった、可視化された行動データを得られます。UI/UXの改善に有効です。
アクセス解析の活用例
- コンバージョン率の改善
フォームページでの離脱が多ければ入力項目を見直すなどの対策が可能。 - SEO施策の最適化
どんなキーワードで訪れているかを把握し、狙うべきワードを絞る。 - コンテンツの評価と再設計
滞在時間が長いページと短いページを比較して、見直すべきページを特定。 - ターゲット層の分析
流入デバイスや地域・年齢・性別の傾向から、訴求内容を最適化する。
中小企業におけるアクセス解析の重要性
中小企業にとって、Webサイトは限られたリソースの中で最大限の効果を発揮する営業ツールです。その運用を感覚に頼らず、アクセス解析という「客観的な目」で継続的に改善していくことが、成果を上げる鍵になります。
「作って終わり」のホームページではなく、「成果を出すために育てる」ホームページにするためには、アクセス解析が欠かせません。
アクセス解析レポートテンプレート(構成例)
月次レポートや定例報告でそのまま使えるよう、中小企業のWeb担当者が経営層や営業チームにも共有しやすい形にしています。
1. サマリー(要約)
- 月間訪問数(ユーザー・セッション数)
- 前月比の増減(%)
- 主要な成果(例:お問い合わせ数、CVRの改善など)
- 特筆すべき変化(例:SNS流入が2倍になった等)
2. 基本指標
指標 | 今月 | 前月 | 増減 |
---|---|---|---|
ユーザー数 | 1,200人 | 1,050人 | +14% |
セッション数 | 1,800回 | 1,600回 | +12.5% |
ページビュー数 | 4,500PV | 3,800PV | +18% |
平均セッション時間 | 1分45秒 | 1分32秒 | +13秒 |
直帰率 | 52% | 56% | -4pt |
3. 流入チャネル別分析
- オーガニック検索:●●件(上昇/下降の理由)
- リスティング広告:●●件(クリック率/成果)
- SNS:●●件(Instagramからの流入増加 等)
- 直接流入:●●件(名刺・パンフレットの効果)
4. 人気ページTOP5
ページ名 | PV数 | 平均滞在時間 | 直帰率 |
---|---|---|---|
トップページ | 1,200 | 2分15秒 | 48% |
料金ページ | 750 | 1分10秒 | 63% |
お問い合わせページ | 620 | 2分03秒 | 35% |
サービス紹介ページA | 580 | 1分42秒 | 50% |
ブログ記事「〇〇の方法」 | 510 | 3分12秒 | 25% |
5. コンバージョン分析
- CV数:●件(例:お問い合わせ8件、資料請求3件)
- CVR(コンバージョン率):●%
- 流入チャネル別CV数
オーガニック検索:●件
SNS:●件
広告:●件
6. 改善提案と次月施策
- 離脱率の高いページ「〇〇」を構成・導線の見直し
- 成果の出ているブログ記事の関連テーマを次月も配信
- 「お問い合わせ」導線のABテストを実施予定
7. まとめ(経営層向けコメント)
「先月比でユーザー数・セッション数ともに増加。特にブログ経由での流入が顕著で、SNSでの拡散も成果が出ている。今後もSEOコンテンツ施策を強化しつつ、CV率向上に向けてUI改善を継続。」
アクセス解析 まとめ
アクセス解析は、Webサイトの状態を数値で可視化し、マーケティングや集客の精度を高めるための重要な手段です。特にGoogleアナリティクスやSearch Consoleといった無料ツールでも十分に効果的な分析ができるため、中小企業でも気軽に導入できます。
「ユーザーはどこから来て、どのような行動をし、なぜ離脱したのか」。この問いに答えることができるのがアクセス解析です。根拠ある改善施策を積み重ね、確実に成果へとつなげていきましょう。
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