カラム(Column)|ホームページ制作 用語集

カラム(Column)とは

カラムとは、Webサイトのレイアウト設計において、ページ内の“列(column)”の分割構造を示す表現です。情報をどのように配置するかを整理し、視覚的にバランスのとれた構成を作るための基本的な要素の1つです。
特に、レスポンシブ対応やユーザビリティ向上の観点から、適切なカラム数の選定はUX設計の出発点でもあります。

カラム構成の主な種類

1カラムレイアウト(ワンカラム)

  • 構造:ページ全体に1列だけのコンテンツを配置
  • 特徴
    シンプルでスマートフォンとの相性が良い
    スクロールで順に情報を読ませるストーリー設計に向く
    LP(ランディングページ)やサービス紹介ページに最適
  • メリット
    コンテンツに集中しやすく、読みやすい
    デバイスに応じた表示切り替えがしやすい

2カラムレイアウト

  • 構造:左右どちらかにサイドバーを設置し、もう一方にメインコンテンツを配置
  • :左:ナビゲーション/右:記事(またはその逆)
  • 特徴
    コンテンツと補助情報(メニュー・バナー・新着情報)を並列で見せられる
    コーポレートサイトやブログに多い
  • メリット
    ユーザーが他のページにも遷移しやすく、回遊性が高まる
    メニューやCTA(資料請求など)を常時表示できる

3カラムレイアウト

  • 構造:左右にサイドバーを設け、中央にメインコンテンツを配置
  • 特徴
    情報量が多いポータルサイトやニュースメディア向き
    多くの情報を同時に可視化できるが、スマートフォンでは分割困難
  • 注意点
    デザインが複雑になり、視線誘導がブレやすい
    レスポンシブ対応に工夫が必要

カラム設計とレスポンシブ対応

現代のWeb制作ではデバイスごとの表示最適化(レスポンシブデザイン)が重要です。
PCでは2カラム・3カラムであっても、スマートフォンでは1カラムに切り替えるのが一般的。
グリッドシステム(例:Bootstrapの12カラムグリッド)などを使うことで、柔軟に各デバイスに対応できます。

カラム構成の選定基準

サイト種別推奨カラム数理由
LP・キャンペーンページ1カラムストーリー設計に最適/CV導線が明確
ブログ・メディアサイト2カラムメインと補助情報をバランスよく表示
ポータル・ECサイト3カラム情報量が多く、多機能なサイト構成に対応

まとめ

カラムは、「どの情報をどこに、どう配置するか」を決定づけるレイアウトの基礎構造です。
ただ見た目の美しさだけでなく、ユーザーの行動導線やスマホ閲覧時の操作性も考慮したうえで、最適なカラム数と構成を選ぶことが、Webサイトの成果につながります。

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