HCI(Human Computer Interaction)
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HCI(Human Computer Interaction)とは
HCI(Human Computer Interaction:ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)とは、人間とコンピュータの間の相互作用を研究・設計する学問領域のことです。
HCIは単にUI/UXデザインの技術的な手法を指すのではなく、心理学、人間工学、デザイン、情報科学、認知科学、人工知能など、複数の分野が交差するインターディシプリナリー(学際的)な分野として発展してきました。
目的は、コンピュータという「人工物」と、それを扱う「人間」が、より自然で効率的に情報をやり取りできる関係性を構築することにあります。
HCIの主な研究対象
HCIでは、以下のような課題や状況を対象に研究・改善が進められています。
ユーザーの行動分析
マウスの動きやクリックパターン、タップ回数、スクロール量などを分析してユーザーがどのようにインターフェースを利用しているかを把握。
認知負荷の軽減
ユーザーが操作方法や構造を直感的に理解できるようにするため、情報の視認性、階層設計、ナビゲーション設計を最適化。
アクセシビリティの強化
高齢者や障がい者など、多様なユーザーに対応できるUI設計や、音声入力・読み上げ機能、配色コントラスト設計など。
フィジカルインタフェースの設計
マウス、キーボード、タッチパネル、音声認識、AR/VR、脳波など、身体的入力手段とデジタル環境の橋渡しに関する研究。
HCIとWebデザイン・UI/UXの関係
HCIは、WebサイトやアプリのUI(ユーザーインターフェース)設計や、UX(ユーザー体験)設計と密接に関係しています。
たとえば次のような具体例に反映されています。
- 情報がどこにあるかを探しやすくするナビゲーション設計
- フォーム入力の負担を減らすステップ設計や入力補助
- ファーストビューの印象による離脱率の変化分析
- ユーザビリティテストに基づいたインタラクション改善
HCIの応用事例
Webサイトやアプリにおける例
- 検索ボックスの位置やサイズを、視線誘導調査を基に最適化
- 「戻るボタン」の配置と挙動がユーザーの心理的ストレスに与える影響を実験し改善
- Eコマースサイトでの商品並び順の変更が、購買率にどう影響を与えるかを分析
インターフェースの革新例
- タッチレス操作のUI(例:ジェスチャー認識型UI)
- スマートスピーカーや音声UIにおける「対話設計」
- スマホのダークモードUIと視認性・疲労度の関係研究
中小企業やWeb制作におけるHCIの活用ポイント
中小企業のWebサイトにおいても、HCIの観点から以下のような取り組みが効果的です。
- ターゲットユーザーの行動分析を行い、無駄な操作を減らす
- ヒューリスティック評価(ユーザビリティの経験則チェック)によるUI改善
- モバイルファースト設計の見直し(親指で届く範囲に重要要素を配置)
- ユーザーテストやアクセスログ分析による定量・定性評価の導入
HCI(Human Computer Interaction) まとめ
HCI(Human Computer Interaction)は、単なるユーザーインターフェースのデザイン技術ではなく、「人間中心設計(HCD)」の考え方に基づいて、人とデジタル環境とのより良い関係性を築くための基礎的アプローチです。
現代のWeb制作やプロダクト開発においては、HCIの知見を取り入れることで、ユーザーにストレスを与えず、高い満足度やコンバージョンにつながるサービスを提供することが可能となります。
ユーザーにとって“使いやすい”とは何かを突き詰めることが、これからのWebやシステム開発においてますます重要になっています。
Webデザイン
- CSS(Cascading Style Sheets)
- CMYK
- Flash
- JIS漢字コード(Japanese Industrial Standards Code)
- LP(ランディングページ)
- RGB
- UI(User Interface)
- UX(User Experience)
- アクセシビリティ(Web Accessibility)
- インターフェース(Interface)
- インフォメーション・アーキテクチャ(Information Architecture)
- カルーセル(Carousel)
- ティザーサイト(Teaser site)
- トランジション(transition)
- トンマナ(トーン&マナー)
- フォント
- インラインフレーム(iframe)
- モバイルファースト(Mobile First)
- ラフデザイン(Rough Design)
- レスポンシブ(レスポンシブデザイン)
- ワイヤーフレーム(Wireframe)
ユーザビリティ
- 3クリックルール
- EFO(Entry Form Optimization)
- Google Analytics(グーグルアナリティクス)
- Google Search Console
- JavaScript
- QRコード(Quick Response)
- RGB
- UI(User Interface)
- UX(User Experience)
- アクセシビリティ(Web Accessibility)
- インターフェース(Interface)
- インフォメーション・アーキテクチャ(Information Architecture)
- カラム(Column)
- カルーセル(Carousel)
- グローバルナビゲーション (Global Navigation)
- ナビゲーション(Navigation)
- パンくずリスト(Breadcrumb List)
- ファインダビリティ(Findability)
- プリローダー(preloader)
- ユーザビリティ(Usability)
- ラフデザイン(Rough Design)
- レスポンシブ(レスポンシブデザイン)
- ローカルナビゲーション
- ワイヤーフレーム(Wireframe)
