リファラー(Referrer)|ホームページ制作 用語集

リファラーとは|流入元を把握するためのアクセス解析の基本指標

リファラー(Referrer)とは、ユーザーが別のWebサイト上のリンクをクリックして、自社のWebサイトへ遷移してきた際に記録される“参照元URL”のことを指します。日本語では「参照元」「リンク元」などと呼ばれることもあります。

これは、Webサーバーに自動的に記録されるアクセスログの一種であり、Webサイトへの流入経路を知る上での基本的かつ重要な情報です。

リファラーで何がわかるのか?

リファラーを確認することで、どの外部サイトやページからのアクセスが多いか、どの施策が成果を出しているかを把握できます。たとえば以下のような情報が得られます:

  • 被リンクの効果(外部メディア・紹介記事からの流入)
  • SNSやブログなどからの訪問数
  • リスティング広告やパートナーサイトからの流入
  • 掲載メディアごとの成果比較(例:PR記事 vs 無料掲載)

リファラーとGoogleアナリティクスの活用

Googleアナリティクス(GA4)では、リファラー情報は「参照元/メディア」レポートなどで確認できます。
例:「referral」や「organic」「cpc(クリック課金)」など、流入経路の種類とともに、具体的なドメイン(例:example.com)も把握可能です。

これにより、

  • どの媒体からの流入がCVにつながっているか
  • どの紹介記事やパートナーが効果的か
  • 想定外の露出やリンク掲載を検出できる

など、アクセス解析やWeb施策の改善判断に活用することができます。

リファラーを正しく扱うための注意点

1.リファラースパムに注意
 悪質なボットや偽装URLがリファラーに混入することがあるため、定期的なフィルタリングが必要です。

2.リファラー情報が取得できないケース
 HTTPS→HTTP間の遷移、ブラウザのプライバシー設定、UTMパラメータの設定忘れ、リダイレクト処理などにより、リファラー情報が欠損することがあります。

3.SNSやアプリ内ブラウザは注意が必要
 特にLINEや一部アプリではリファラーが正しく渡らないケースもあるため、URLパラメータ(例:utm_source)などで補完するのが一般的です。

リファラーの主な用途・活用シーン

  • Web広告やPR記事の効果測定
  • 被リンク対策や外部評価の確認
  • コンバージョンに貢献しているチャネルの特定
  • リンクシェアや口コミ拡散の可視化
  • 競合他社や意図しないドメインからの流入検出

リファラー(Referrer)のまとめ

リファラーは、Webサイトに訪れたユーザーの「入口」を知るための重要な指標です。
SEO、SNS、広告、提携メディアなど、外部チャネルごとの効果を可視化し、改善施策につなげるための基本データとして、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで積極的に活用しましょう。

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