ティザーサイト(Teaser site)
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本公開前に情報の“チラ見せ”を行う仮サイト。ユーザーの期待感を高め、話題を先行してつくるためのマーケティング施策のひとつ。
ティザーサイトとは、Webサイトや新商品・新サービスの本格リリースに先立って、一部情報だけを公開する予告用の仮設サイトのことです。
「teaser(焦らす・じらす)」という英語の意味からも分かるように、あえて情報を出し過ぎず、ユーザーの興味を喚起することを目的としています。
主に以下のような場面で活用されます:
- 新製品・新ブランドのローンチ前
 - キャンペーン・イベント告知
 - サービス開始前の先行登録獲得
 - 企業や事業のリブランディング施策の一環
 
ティザーサイトの特徴
ティザーサイトの構成や表現方法は目的によってさまざまですが、以下のような特徴が見られます:
1. シンプルな構成
- ランディングページ(LP)形式の1ページ構成が多い
 - 長文や詳細情報よりも「ビジュアル」や「キャッチコピー」でインパクトを与える
 
2. 情報を一部に限定
- 製品名やブランド名を伏せた状態で「近日公開」などの情報のみを出すパターンも
 - ロゴやキービジュアルだけを見せて想像をかき立てる構成が多い
 
3. カウントダウン表示
- 「公開まであと◯日」など、日時を明示しカウントダウンを表示することで、期待感と緊張感を演出
 - メール通知やSNSフォローの導線を設け、ファンの囲い込みを図る
 
4. ユーザーアクション導線
- 「事前登録はこちら」や「最新情報をメールで受け取る」などのリード獲得型CTA(行動喚起)が設けられる
 - SNSでのシェアボタンやハッシュタグを活用し、話題化を狙う
 
ティザーサイトと他サイトの違い
| 種類 | 主な目的 | 情報量 | 表現方法 | 
|---|---|---|---|
| ティザーサイト | 話題喚起・注目集め | 限定的 | キャッチコピー・日付・カウントダウンなど | 
| LP(ランディングページ) | 成約・申し込み | 詳細かつセールス重視 | 商品説明・価格・CTA(申込導線) | 
| コーポレートサイト | 企業紹介・情報提供 | 包括的 | 会社情報・事業内容・採用情報など | 
ティザーサイトは、ブランディングとPR寄りのWeb施策であり、あえて情報を制限するのが他のサイトとの大きな違いです。
成功するティザーサイトのポイント
- 情報を削りすぎず「想像させる余白」を意図的に残す
 - ブランドイメージと一貫性のあるビジュアル設計
 - 公開日やイベント日など明確な“ゴール”を提示する
 - SNS・メール・LINEなど外部チャネルと連携し話題の拡散を促進する
 - リリース後の本サイトとの自然な導線を設計する(リダイレクトやコンテンツ連携)
 
公開後に本サイトへシームレスに移行する方法
ティザーサイトを効果的に活用するには、「本公開時の移行計画」が非常に重要です。単にURLを差し替えるだけでは、ユーザーの混乱やSEO評価の損失につながる可能性があります。
以下に、ティザーから本サイトへシームレスに切り替えるための方法とポイントを解説します。
1. 同一ドメインでの構成を計画する(推奨)
【例】
- ティザーサイト:
https://example.com/ - 本サイト:同じく 
https://example.com/に上書き公開 
この場合、URLはそのままでコンテンツだけが置き換わるため、リダイレクトが不要で、ブックマークや外部リンク、検索エンジンのインデックスにも影響を与えにくくなります。
ポイント:
- ティザー期間中のGoogleインデックスを制御するため、
noindexを一時的に設定しておく - 本公開時に
index, followへ切り替える - SNSシェアURLや広告リンクの変更が不要
 
2. サブディレクトリやサブドメインを活用する
【例】
- ティザーサイト:
https://teaser.example.com/またはhttps://example.com/teaser/ - 本サイト:
https://example.com/ 
この方法は、本公開の準備を完全に分離して行えるため、ティザーの運用と本サイトの開発が同時並行で進められるという利点があります。
切り替え時の対応:
- ティザーを閉鎖 → 
example.com/に本サイトをデプロイ - ティザー用URLには301リダイレクトを設定して、本サイトのTOPページまたは該当コンテンツへ転送
 
3. リダイレクトによるSEO・UX対策
ティザーから本サイトへ移行する際、Googleなどの検索エンジンに「正式にコンテンツが移動した」と伝えるために301リダイレクトを活用します。
.htaccess の記述例(Apache環境):
Redirect 301 /teaser/ https://example.com/
注意点:
- 一時的な302リダイレクトではSEO評価が引き継がれません
 - 旧URLへのアクセスが多い場合は、アクセスログをもとに適切な転送先をページ単位で設定するのが望ましいです
 
4. 本サイト公開と同時にSNS・メール・PRを連動
- カウントダウン完了と同時に本サイトのURLをSNS・メール・メディアで一斉告知
 - 「サイトが公開されました!」という通知によって、ティザーで関心を持ったユーザーの流入を最大化
 - メルマガなどで事前登録者に特典を送るなど、CTA(行動喚起)を一貫して設計
 
5. ティザーの役割を終了後も残すケース
一部のブランドでは、ティザーを「記念アーカイブ」や「ストーリーページ」として別URLで残すこともあります。
「新ブランド誕生までの軌跡」や「開発秘話」をコンテンツ化することで、ブランディング資産として活用する方法です。
ティザーサイト(Teaser site) まとめ
ティザーサイトは、「本番前の仕掛け」としてユーザーの感情に訴えるマーケティングツールです。
情報をじらすことで「もっと知りたい」「いち早くチェックしたい」という心理を刺激し、注目度や話題性を高める効果が期待されます。
限られた期間・内容で最大のインパクトを出すため、ビジュアル・コピー・設計すべてに戦略性が求められる施策とも言えるでしょう。
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