オールドドメイン (Old Domain)
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オールドドメイン(Old Domain)とは
オールドドメインとは、過去に使用されていた履歴があり、現在は所有者がいない、再取得可能なドメインのことを指します。
一度誰かが運用していたため、検索エンジンにインデックスされていたり、外部からの被リンクを獲得していたりといった「資産的価値」を含んでいる可能性があります。
SEOの黎明期には「ドメイン年齢(ドメインエイジ)」や「被リンクの多さ」が上位表示の大きな要因とされていたため、新規サイトよりも検索結果で有利になるケースが多く、積極的に利用されてきました。
なぜオールドドメインはSEOで注目されていたのか?
かつてGoogleのアルゴリズムは「リンク中心主義」で構成されており、以下のような要因を持つオールドドメインはSEO上で高く評価されることがありました。
- ドメインエイジ(使用期間):検索エンジンは、長く運用されているドメインを「信頼性が高い」と見なす傾向があった。
- 被リンクの継承:過去に得た自然な被リンクが維持されている場合、ゼロから構築するよりもSEO効果を早く得られる。
- インデックスのスピード:すでにGoogleのインデックスに存在したため、クロール・再評価が早い。
- 過去のトラフィック履歴:SNSや他メディアからの流入履歴が残っていれば、即座にアクセスを得られる可能性もあった。
これらを狙って中古ドメイン市場が活発化し、ドメインオークションや業者を通じて「良質なオールドドメイン」が高額で取引されるケースも多く見られました。
しかし現在はどうなのか? Googleの評価基準の変化
現在では、Googleのアルゴリズムはより複雑かつ高度になり、「オールドドメインであれば無条件で評価が上がる」という単純な構造ではなくなっています。
特に注意すべきポイント
- 関連性の欠如:オールドドメインの過去の運用内容と、現在の新サイト内容に乖離がある場合、効果は大きく低下する。
- スパム履歴のリスク:過去にスパム的な運用がされていた場合、その負の評価を引き継ぐ可能性がある。
- ペナルティの継続:Googleの手動ペナルティが残っていた場合、検索インデックス自体が拒否されることも。
- リンクの無効化:質の悪い被リンクはGoogleにより無効化されることが多く、恩恵を受けられないケースも増加。
このように、「検索順位の上昇に直結しないどころか、逆効果になるケースもある」ことから、現在のSEOでは“慎重な活用”が求められます。
オールドドメインを活用するメリット(条件付き)
ただし、正しい選定と戦略的な運用を行えば、今でも一定のSEO効果やブランディング効果を期待できる場面はあります。
- 古くからのリンク資産を保持している
- ジャンルが自社事業と高い親和性を持っている
- ユーザーや検索エンジンに認識されているネームバリューがある
- 中古ドメイン名にキーワードが含まれている(例:tokyo-realestate.com)
これらの要素が揃っていれば、「ドメインブースト」的に最初のインデックス速度や被リンク効果の加点が期待できることがあります。
オールドドメイン活用時のリスクと注意点
活用には多くのリスクも伴います。以下は主なリスクと対処法です。
【1】過去の運用履歴との不整合
- Wayback Machine(https://web.archive.org)で確認
- 自社の業種やキーワードとマッチしているか要チェック
【2】スパム的なリンクが大量に残っている
- ahrefs, Majestic, Google Search Console で被リンク調査
- 「ギャンブル・アダルト・マルチ商法系」の履歴がある場合は避ける
【3】Googleからのペナルティ履歴
- Search Console で手動ペナルティの確認
- インデックスされているかを
site:ドメイン名
で確認
【チェックリスト】オールドドメイン購入時の調査項目
項目 | チェック内容 |
---|---|
過去の運用履歴 | Wayback Machineでジャンルやページ構成を確認 |
被リンク数・質 | 質の高い外部サイトから自然なリンクが残っているか |
スパム履歴 | リンク元やドメイン履歴にブラックな要素がないか |
Googleのインデックス状況 | site:ドメイン名 で検索可能か |
ドメインのブラックリスト確認 | Google Safe Browsing、McAfee SiteAdvisor などで確認 |
【実例】オールドドメインの活用シナリオ
- SEOメディアの立ち上げ
└ 被リンクが多く、同じテーマの過去サイトを引き継いで再構築 - リダイレクト活用
└ 自社の関連性の高いページに301リダイレクトしてドメインパワーを活かす - ブランド転用
└ 過去にあったブランド名のドメインを再取得し、ブランド的価値を引き継ぐ
おすすめのオールドドメイン調査ツール一覧
1.過去のサイト内容・履歴確認
Wayback Machine
- 用途:過去のウェブサイトのデザイン・内容を確認
- ポイント:ドメインのジャンルや内容の変遷を追跡できる
- 確認すべきこと:
スパム的な内容だったか
ドメインとコンテンツの一貫性
2.被リンク・ドメインパワー調査
Ahrefs
- 用途:被リンクの数と質、ドメインランク(DR)確認
- 特徴:競合分析にも使える強力なSEO分析ツール
- 無料/有料:有料(7日間のトライアルあり)
Majestic
- 用途:信頼性の高いリンク分析(TF・CF)
- 特徴:トラストフロー(TF)・サイテーションフロー(CF)による定量評価
- おすすめ用途:中古ドメインの「健全性」スクリーニング
Moz Link Explorer
- 用途:ドメインオーソリティ(DA)の確認
- 無料/有料:一部無料(アカウント登録で月10回まで)
3.インデックス状況・スパム確認
Google 検索演算子(site:)
- 用途:
site:example.com
でGoogleにインデックスされているか確認 - 見るべきポイント:検索結果に表示されなければ「ペナルティ」の可能性あり
Google Safe Browsing(安全確認)
https://transparencyreport.google.com/safe-browsing/search
- 用途:スパム・マルウェア警告の有無確認
SpamHaus
- 用途:ブラックリスト入りドメイン・IPのチェック
4.ドメインエイジや登録履歴の確認
Whois Lookup(DomainTools)
- 用途:ドメインの登録日、管理者情報、過去の移管履歴を確認
5.総合分析&購入支援
Expireddomains.net
- 用途:期限切れ・削除予定のドメインを検索・フィルター
- 機能:ドメイン年齢、被リンク、アレクサランク、アーカイブ有無など多数
DomCop
- 用途:中古ドメインのパワーや履歴を数値で一覧比較
- おすすめ用途:大量の中古ドメインから条件で絞り込み
調査フェーズ別に使い分けを
フェーズ | 使用ツール例 |
---|---|
過去の内容確認 | Wayback Machine |
被リンク・SEO評価 | Ahrefs, Majestic, Moz |
スパム・安全性確認 | Google Safe Browsing, SpamHaus |
登録情報の確認 | Whois Lookup, SEODOM |
オールドドメイン(Old Domain) まとめ
オールドドメインはSEO上の資産になり得ますが、その活用には確かな調査と戦略が必要です。
現代のGoogle検索はコンテンツ品質とユーザー体験を重視しているため、過去の資産に頼りすぎず、自社サイトと親和性のあるドメインを慎重に選びましょう。
特に中小企業や個人事業者が活用する場合には、費用対効果を考慮しつつ、場合によっては新規ドメインでの着実な運用の方が結果的に早く安定するケースもあります。
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