データベース(Database)
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情報を効率的に蓄積・検索・管理するために設計されたデータの保管システム。業務やWebシステムの中核を担う存在。
データベース(Database)とは、特定のルールに基づいて情報(データ)を整理・保存し、必要なときにすばやく取り出したり、更新・削除・追加ができるようにした情報の保管庫のようなものです。
Webサービスやアプリケーション、ECサイト、顧客管理システムなど、私たちの身の回りにある多くのデジタルサービスの裏側で、データベースが情報を支えています。
データベースの構造
一般的なデータベースでは、「テーブル」という構造が使われます。これはExcel(表計算ソフト)のように、行(レコード)と列(フィールド)で構成されるデータ表です。
たとえば、顧客情報を管理するテーブルの場合:
名前 | 電話番号 | メールアドレス |
---|---|---|
田中 一郎 | 090-0000-0000 | tanaka@example.com |
山田 花子 | 080-0000-0000 | yamada@example.jp |
- 各列(フィールド)が「項目」
- 各行(レコード)が「個別のデータ単位」
このような仕組みで、データがルールに従って整理され、検索性・管理性が高くなっています。
データベースの代表的な種類
1. リレーショナルデータベース(RDB)
最も一般的な形式。テーブル同士の関係(リレーション)を定義してデータを整理します。SQLという言語で操作します。
例)MySQL、PostgreSQL、SQLite、Oracle Database など
2. NoSQL(非リレーショナルデータベース)
非構造的なデータや膨大な情報を扱うために柔軟性を持った形式。WebアプリやIoT向けに利用されます。
例)MongoDB、Firebase、Cassandra など
3. クラウドデータベース
AWS(Amazon Web Services)やGoogle Cloud、Microsoft Azureなどが提供する、オンラインで使える拡張性の高いデータベースサービス。
データベースが活用される場面
- ECサイトの注文管理
商品名・価格・在庫・注文履歴などを一括管理。 - 企業の顧客管理(CRM)
名前、住所、購買履歴、問い合わせ内容などを集約。 - ホームページのCMS(例:WordPress)
投稿記事、固定ページ、カテゴリ、ユーザー情報などすべてデータベースに記録。 - 会員制サイトのログイン機能
登録されたIDとパスワードを照合してログインを判定。
データベースとSQLの関係
多くのリレーショナルデータベースは、SQL(Structured Query Language)という専用言語を用いて操作されます。
SQLを使うことで以下のような処理が可能になります:
- データの検索(SELECT)
- データの追加(INSERT)
- データの更新(UPDATE)
- データの削除(DELETE)
このように、SQLは「データベースと会話するための言語」として不可欠な存在です。
データベースを使うメリット
- データを整理して蓄積・分析しやすい
- 検索や絞り込みが一瞬でできる
- 情報が一元管理でき、重複やミスを防げる
- セキュリティ設定やアクセス制限も可能
データベース(Database) まとめ
データベースは、業務効率化・情報管理・サービス運用の基盤となるシステムです。Webサイトやアプリケーション、業務システムなど、あらゆる分野で利用されており、その設計と運用によって、サービスの安定性や信頼性が大きく左右されることもあります。
エクセルのように扱えるイメージを持ちつつも、構造化されたデータを効率的に処理できる点がデータベースの最大の特徴です。小規模なブログから大規模なWebサービスまで、その裏には必ずと言っていいほどデータベースの仕組みが支えています。
