ゲートウェイ(Gateway)|ホームページ制作 用語集

ゲートウェイ(Gateway)

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ゲートウェイとは

異なるネットワークや通信プロトコルをつなぎ、相互にデータのやり取りができるように中継・変換を行う通信機器またはその機能のこと。

ゲートウェイの役割

ゲートウェイ(Gateway)は、異なる通信規格(プロトコル)やネットワーク同士を接続する中継装置であり、それぞれの仕様に従ってデータの変換・転送・処理を行う役割を担います。

例えば、企業内ネットワーク(LAN)とインターネット(WAN)では通信方式やアドレス体系が異なるため、両者を直接つなげることはできません。
そこでゲートウェイを介在させることで、データ形式やルールを変換し、スムーズな相互通信が可能になります。

ゲートウェイの主な機能

  • プロトコル変換
    TCP/IP、HTTP、FTP、SMTPなど、通信規格が異なるネットワーク間のデータを相互変換。
  • データ形式の調整
    通信内容に応じてパケットの構成や圧縮方式などを適合させる。
  • アドレス変換(NAT)やパケットフィルタリング
    セキュリティの観点から、内部ネットワークのIPを隠す役割も担うことがある。
  • 障害検知と最適ルート選定
    通信経路に障害がある場合には、代替ルートへ切り替えるなどの処理を実装可能。

実際のゲートウェイ機器の例

  • ブロードバンドルーター(家庭用無線ルーター)
    インターネットと家庭内LANを中継する装置。DHCP機能やNAT機能も含む。
  • VoIPゲートウェイ
    インターネットと固定電話回線を接続し、音声通信をIP化。
  • IoTゲートウェイ
    BluetoothやZigBeeなどのデバイス通信をインターネットに橋渡し。
  • 産業用ゲートウェイ
    ModbusやCANなど、工場や工業製品で使用される制御プロトコルを変換。

ルーターとの違い

機能ゲートウェイルーター
目的異なるプロトコル同士を変換・接続同一プロトコル間での経路選択と中継
対象LANとWANなど異種ネットワーク複数のLANやWAN間の中継
機能の幅アプリケーション層まで対応主にネットワーク層(IP)まで対応
VoIPゲートウェイ、IoTゲートウェイ家庭用ルーター、企業ネットワークルーター

実際には、ルーターにゲートウェイ機能が含まれていることも多く、機能的な境界は重なる部分があります。

現代におけるゲートウェイの重要性

インターネット接続やクラウド、IoT、ハイブリッドワークといった多様化するネットワーク環境において、ゲートウェイは異種環境の橋渡し役としてますます重要な存在となっています。

特に以下のような分野で注目されています:

  • セキュアな遠隔アクセス環境の整備(ゼロトラストネットワーク)
  • 工場とクラウドの接続(スマートファクトリー)
  • 自動車・医療機器の通信統合(エッジデバイス制御)

ゲートウェイ(Gateway) まとめ

ゲートウェイとは、異なるネットワークや通信方式を“つなぐ”役割を果たす中核的な通信装置です。
その役割は単なる接続にとどまらず、通信内容の変換、データ形式の調整、セキュリティ制御まで多岐にわたります。

Webサイト運営やIoT導入をはじめとするあらゆるネットワーク活用において、ゲートウェイの理解と適切な設計は、快適で安全な通信環境構築の鍵となるでしょう。

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