スパムメール(SPAM)
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一方的かつ無差別に送信される迷惑メール。詐欺やマルウェア感染の原因となる、情報社会における深刻なリスクのひとつ。
スパムメールとは、受信者の同意を得ずに一方的に送信されるメールであり、広告や詐欺、ウイルス拡散などを目的として無差別にばらまかれるのが特徴です。
個人・法人を問わず、日常的に受け取ることがあり、内容によっては金銭的被害や個人情報漏洩を引き起こす重大な脅威にもなりえます。
スパムの語源と派生
「スパム(SPAM)」という言葉は、もともと米国の缶詰肉製品に由来します。
大量生産・無差別に出回るという特徴から、不要な情報がしつこく送られてくる様子を揶揄する言葉として、インターネット文化の中で転用されました。
メール以外にも拡大するスパム行為
近年ではスパムの対象がメール以外にも広がっており、以下のようなプラットフォームでも類似の迷惑行為が確認されています:
- SNS(例:Instagram・X)でのDMスパム
- LINEやMessengerなどのチャットアプリ
- ブログのコメント欄やフォーラム投稿
- YouTubeなどでの無差別コメント
スパムメールの主な目的
スパムメールは単なる広告ではなく、サイバー攻撃の起点となる手口として利用されることが少なくありません。
- フィッシング詐欺
金融機関や有名ECサイトを装い、受信者に偽ログインページへアクセスさせ、IDやパスワード、クレジットカード番号を盗み取る手口。 - マルウェアの拡散
メール内の添付ファイルやリンクを通じて、ウイルスやスパイウェアを感染させ、PCや社内ネットワークの制御を乗っ取るケースもあります。 - 金銭詐欺・偽装投資勧誘
「高額当選」「借金帳消し」「儲かる副業」など、ユーザーの不安や欲を煽って金銭をだまし取るものもスパムの一種です。 - トラフィック誘導・アフィリエイト目的
リンク付きのメールで自サイトへアクセスさせ、広告収益やSEO効果を得ようとするものも見られます。
スパムメールの特徴と見分け方
よく見られる特徴
- 差出人のメールアドレスが不明確・偽装されている
- 本文が不自然な日本語(機械翻訳のような表現)
- 件名に「至急対応」「重要」「無料プレゼント」など、煽り文句が多い
- 不審なリンクやZIP/PDFなどの添付ファイル
- メールフッターに企業情報の記載がない
スパム対策としての実践方法
個人でできる対策
- 迷惑メールフィルターの有効化(Gmail・Outlookなど)
- メールソフトでスパム報告を活用する
- 怪しいメールは開かず削除。添付ファイル・リンクは絶対にクリックしない
- メールアドレスをネット上に無防備に公開しない
企業における対応策
- WebフォームにはreCAPTCHAを導入
- SPF/DKIM/DMARCによる送信元認証の設定
- メールサーバーにセキュリティゲートウェイを設置
- 定期的な社員向けセキュリティ教育(疑似スパム演習など)
スパムによる企業への影響
スパムによって引き起こされる被害は、単なる迷惑にとどまりません。
- 社内ネットワークのマルウェア感染による業務停止
- 顧客情報の漏洩 → 信用失墜
- フィッシング被害による金銭的損失
- 問い合わせフォームからのスパム爆撃 → 正常な連絡が埋もれる
- メールアドレスがブラックリストに登録され、企業ドメインからのメールが届かなくなることも
スパムメール(SPAM) まとめ
スパムメールは日常的に届く一方で、情報漏洩やサイバー攻撃の入口となる危険な存在です。
とくに中小企業にとっては、「セキュリティ意識が甘い」と見なされやすく、攻撃の対象になりがちです。
メールを受け取る側・送信する側の両方で、基本的なセキュリティ対策を講じることが、被害を防ぐ最大のポイントです。
適切なツールと教育、設定の見直しを行い、安全な情報環境を維持していきましょう。

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