スパイウェア(spyware)|ホームページ制作 用語集

スパイウェア(spyware)

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ユーザーの同意なくインストールされ、個人情報や行動履歴を密かに収集・送信する悪質なマルウェアの一種。情報漏洩やプライバシー侵害の原因となる。

スパイウェアとは、コンピューターやスマートフォンなどの端末に、ユーザーの許可なくインストールされ、端末内部の情報を外部に送信する悪質なプログラムのことです。
「マルウェア(悪意のあるソフトウェア)」の一種に分類され、被害者が気付かないまま個人情報・行動履歴・パスワードなどが第三者に盗まれるという重大なリスクがあります。

スパイウェアが行う主な行為

行為内容例
キーロガー機能キーボード入力を監視し、IDやパスワード、クレジットカード番号などを盗む
ブラウジング履歴の追跡どのWebサイトを見たか、何を購入したかを記録・送信する
スクリーンショットの送信ユーザーの画面をキャプチャして外部へ転送する
マイク・カメラの遠隔操作会話や映像をこっそり録音・録画されることもある
広告の表示・リダイレクトユーザーの閲覧習慣に合わせて勝手に広告を表示、特定サイトに誘導する

スパイウェアの感染経路

フリーソフトや怪しいアプリのインストール

無料で提供されている便利ソフトの中に、スパイウェアが紛れ込んでいるケースがよくあります。とくに非公式サイトや海外製のツールは注意が必要です。

メールやSNSのリンク・添付ファイル

スパムメールやメッセージアプリ経由で不審なファイルやリンクを開いた際に自動でインストールされることがあります。

Webサイト閲覧中の自動インストール(ドライブバイダウンロード)

セキュリティが脆弱なWebサイトを訪問した際、ユーザーの操作なしにスパイウェアが自動的にダウンロード・実行される攻撃です。

スパイウェアによる被害の例

  1. クレジットカード番号や銀行口座情報の漏洩
  2. ECサイトやSNSアカウントの乗っ取り
  3. 業務機密・顧客データの外部流出(企業の場合)
  4. 強制的な広告表示やブラウザの乗っ取り
  5. Webカメラやマイクを通じた盗聴・盗撮
  6. パソコンの動作が極端に遅くなるなどの不具合

スパイウェアの検出と対策

検出方法

  • セキュリティソフトのリアルタイムスキャン機能を活用
  • OSやブラウザのタスクマネージャーで、不審なプロセスやバックグラウンド動作を確認
  • スパイウェア特化型ツールでの定期チェック

予防策

  • 信頼できるソースからのみソフトをダウンロードする
  • OSやアプリ、セキュリティソフトを常に最新状態に保つ(脆弱性対策)
  • メール・SNSのリンクや添付ファイルを不用意に開かない
  • 不要なブラウザ拡張機能やプラグインを削除
  • WordPressなどのCMSの場合は、信頼性のあるテーマ・プラグインを選び、更新を怠らないこと

スパイウェアとアドウェアの違い

両者は似た性質を持ちますが、目的と挙動に違いがあります。

区分スパイウェアアドウェア
目的ユーザーの行動や情報を密かに取得・送信広告を表示して収益を得る
ユーザーへの通知基本的に通知なし・隠れて動作表示されることが多く、比較的目立つ
危険度高(個人情報漏洩、盗聴など)中(煩わしさやブラウザ改ざん)

スパイウェア(spyware) まとめ

スパイウェアは、ユーザーの知らぬ間にプライバシーを侵害し、重大な被害につながる可能性のあるマルウェアです。
便利そうなフリーソフトや一見無害なWebページ、メールにすら潜んでおり、日々巧妙化しています。

特に企業や組織においては、社員のPCやスマートフォンが感染源となって機密情報が外部に漏れるリスクも考慮し、セキュリティポリシーやIT教育の徹底が求められます。

定期的なセキュリティチェック・怪しい動作の即時確認・信頼できるサービスの利用を習慣化することが、スパイウェアから身を守る最善の策です。

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