重機械メーカーのホームページ制作｜ホームページ制作事例

企業イメージの刷新と情報発信力の強化を目的としたコーポレートサイトリニューアル

プロジェクトのスタートにあたり、キックオフミーティングやヒアリングを通じて、クライアントが抱える現行サイトの課題が浮き彫りとなりました。

主な問題点は以下の5つです。

・サイト全体の文字サイズが小さく、可読性に欠けている
・モバイル対応がされておらず、スマートフォンでの閲覧に不便
・デザインが旧式のままで、現在の大型モニターでは使いづらい
・製品情報にたどり着くまでの導線がわかりにくく、ユーザー体験が悪い
・表現されている企業イメージが、実際に目指す方向性と大きく乖離している

これらの課題を受け、本プロジェクトのブランディングコンセプトを「同社の事業内容・経営方針を正しく表現し、より多くのユーザーに確実に届けること」と設定しました。
単なるデザインリニューアルではなく、企業としての“現在地”と“これから”を明確に可視化することに重点を置いたWebブランディングを展開しています。



情報設計の見直し：「ソリューション・製品」と「採用情報」を中心に再構成

サイトリニューアルにおいて、特に重要視したのが「ソリューション・製品情報」と「採用コンテンツ」の再設計です。
従来の「ソリューション・製品」ページは、情報までの導線が深く、目的のページにたどり着くまでに複数回のクリックが必要でした。これではユーザーが途中で離脱する可能性が高く、機会損失にもつながります。

そこで今回、すべての製品情報を1ページに集約。検索性や一覧性を高めることで、PC・タブレット・スマートフォンといったあらゆるデバイスでも、誰もが迷わず情報にアクセスできる構成としました。

「採用ページ」については、求職者が会社の雰囲気や働く人の姿をリアルに感じ取れるよう、実際に働く社員へのインタビューを実施し、その声をコンテンツとして掲載。
さらに、入社後のキャリア形成をイメージしやすくするため、新たに「人材育成」ページを追加。教育制度やサポート体制について明確に伝えることで、安心感と信頼感を与える設計としています。



ビジュアル設計：視覚的に“プロフェッショナル”を伝えるメインビジュアル

トップページでは、印象的なビジュアル表現により、企業の専門性と独自性をダイレクトに訴求。黒背景に大胆にトリミングされたタービンとポンプのビジュアルを配置することで、「無駄を削ぎ落とし、技術の本質に迫る」ブランドメッセージを視覚的に伝えています。

過剰な装飾を排除し、極限までシンプルに抑えたデザインは、タービン・ポンプのプロフェッショナルであることを一目で印象づける、強いブランド表現となっています。




今回のコーポレートサイトリニューアルは、単に見た目を整えるだけでなく、企業の価値を正確に発信し、ターゲットに「選ばれる」ための仕組みとして構築されました。
その結果、クライアントの掲げる企業像とユーザーの期待がしっかりと重なる、説得力あるWebブランディングが実現できました。