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スマホ対応のホームページが求められる時代
スマートフォンでインターネットを使うのは、もはや当たり前の時代になりました。
総務省の「通信利用動向調査」によると、2022年時点でスマートフォンの世帯普及率は95.0%を超えており、個人保有率も85%以上に達しています。
さらに重要なのが、「Webサイトへのアクセス元の割合」がここ数年で大きく変化している点です。
【デバイス別アクセス割合(日本国内/2023年)】
デバイス | アクセス割合(目安) |
---|---|
スマートフォン | 約62% |
パソコン | 約36% |
タブレット | 約2% |
つまり、今やホームページ訪問者の6割がスマートフォンを利用しているということです。
特にBtoC系のサイトや飲食・美容・医療などの地域ビジネスでは、スマホ比率は70〜80%を超えることも珍しくありません。
なぜスマホでの検索が主流になったのか?
以下のような背景があります。
- 若年層を中心に「スマホしか使わない層」が増加
- 外出先・通勤中・ベッドの中でも気軽に検索可能
- SNSやLINEなどからの流入がすべてスマホ経由
- PCより起動が早く、手軽に調べられる
これにより、Googleも「モバイルファーストインデックス(MFI)」を正式に導入しました。これは、検索結果の評価基準をPCではなく「スマホでの表示」に基づいて決めるという仕組みです。
つまり、スマートフォンで快適に表示されないホームページは、検索順位も下がりやすく、集客効果も得にくくなっています。
スマホ対応がホームページの第一印象を左右する
ホームページにアクセスしたユーザーは、3秒以内にそのサイトが「見る価値があるかどうか」を判断していると言われています。
特にスマートフォンでは画面が小さく、スクロールや操作の手間がかかるため、見づらい・操作しづらいサイトはすぐに離れてしまうのが現実です。

ファーストビューが重要な理由
ファーストビューとは、ページを開いたときに最初に目に入る範囲のことです。
この領域がスマホで整っていなければ、どれだけ良い情報が下に続いていても、ユーザーはそこまで読んでくれません。
例えば、以下のような表示崩れは非常にマイナスになります。
- メニューが重なっている
- 画像が画面外にはみ出している
- テキストが小さく、拡大しないと読めない
- 操作ボタンが押しづらい場所にある
こういった状況では、ユーザーは内容を読む前にページを離脱してしまいます。
つまり、スマホ対応の出来がホームページ全体の印象を決定づけてしまうのです。
ユーザーの離脱率はデザインで大きく変わる
Googleの調査によると、スマホサイトの読み込みに3秒以上かかると53%のユーザーが離脱するというデータがあります。
また、見た目やナビゲーションの使いやすさも大きく影響します。
スマホでのUX(ユーザー体験) | 離脱率の傾向 |
---|---|
表示が早く、レイアウトも見やすい | 離脱率20%以下 |
読み込みに時間がかかり、操作もしにくい | 離脱率50%以上 |
スマホで「すぐに読める」「迷わず操作できる」ホームページは、訪問者の満足度が高く、結果的にページ滞在時間の延長やCV(お問い合わせ・購入)増加につながります。
スマホ対応=ブランディングの基本
さらに、スマホ対応の良し悪しは、企業やお店の信頼感にも直結します。
特に美容室・飲食店・医療機関など、対面サービスを提供する業種では、スマホでの第一印象が「選ばれるかどうか」に大きく影響します。
「このお店、古そう」「なんか見づらいな、他を探そう」といった印象を持たれた場合には、ブランド自体のイメージにも関わってきます。
ユーザーが離脱する理由の多くは、サービスの内容以前に「ホームページの使いづらさ」にあります。
このように、スマホ対応は単なるデザインの問題ではなく、ユーザーとの最初の接点をどう演出するかという極めて重要な要素です。
スマホ非対応のままだと起きる5つの問題
スマホ対応が不十分なホームページは、見た目の問題だけでなく、集客・SEO・売上・信頼性すべてにおいて重大なリスクを抱えています。
ここでは、スマホ非対応で実際に起こり得る深刻な5つの問題を具体的に紹介します。
問題1:SEO順位が下がる(モバイルファーストインデックス)
Googleは2018年から本格的に「モバイルファーストインデックス(MFI)」を導入しています。
これは、検索結果の評価基準を「PC表示」ではなく「スマホ表示」に切り替えるという方針です。
つまり、スマートフォンでうまく表示されないサイトは、検索順位が落ちる可能性が非常に高いのです。
たとえば、次のような状態はGoogleから「ユーザーに不親切」と判断されます。
- スマホ画面でテキストが小さすぎる
- コンテンツの表示が画面幅をはみ出している
- ボタンやリンクが密集しすぎてタップしにくい
- モバイル向けの読み込み速度が遅い
結果として、SEO対策をしっかりしていても、スマホ未対応であるだけで台無しになる可能性があるのです。
問題2:ユーザーがすぐに離脱する(直帰率の上昇)
スマホで訪れたユーザーは、ページの表示が崩れていたり、操作しづらかったりすると、数秒で離脱します。
これは「直帰率(最初の1ページだけ見て離れる人の割合)」に表れます。
たとえば:
- スマホ非対応のページ → 直帰率80%以上
- モバイル最適化されたページ → 直帰率30%前後
このように、スマホ表示の最適化だけで直帰率が大きく改善されるケースは多々あります。
ユーザーはサービスに関心がないのではなく、見づらい・使いづらいという理由で離れているのです。
問題3:滞在時間が短くなる(評価指標の低下)
スマホ表示が不完全なサイトは、読みにくさや操作性の悪さから、ユーザーの滞在時間が短くなります。
Googleは「ページ滞在時間」も品質の評価指標にしており、滞在時間が短いサイトは価値が低いとみなされてしまいます。
さらに、滞在時間が短いと以下のような二次的な悪影響も出ます。
- サービス説明が読まれない
- 問い合わせや購入ボタンまで到達しない
- 内部リンクがクリックされず、回遊率も低下
つまり、スマホ非対応は「せっかく集めたユーザーの行動を止めてしまう」最大の障害になります。
問題4:SNSや広告の効果が激減する(流入コストの浪費)
今やSNSやリスティング広告の流入の9割以上はスマホ経由と言われています。
そのため、どれだけ広告費をかけても、スマホ対応が不十分なホームページでは成果につながりません。
例えば、Instagramの広告からアクセスされたページが、
- 画面が崩れている
- ボタンが押せない
- ロードが遅い
このような状態では、ユーザーは一瞬で離脱し、何もアクションを起こしてくれません。
結果として、1クリックあたり数十円〜数百円の広告費が「ただの離脱」で終わる」ことになります。
広告やSNS運用をしている企業ほど、スマホ対応が売上に直結する要素なのです。
問題5:機会損失が続く(CV率の低下と信用の低下)
スマホ非対応のホームページは、ユーザーに不信感を与え、「ここは古い」「不安だからやめておこう」と思わせてしまいます。
また、スマホからのコンバージョン(=成果、たとえば問い合わせ・購入・予約など)においても次のような問題が起こります。
- フォームが小さくて入力しづらい
- 電話番号リンクがタップできない
- カートボタンが画面下に隠れている
これでは、本来獲得できたはずのリードや売上を見えないところで失っていることになります。
そして一番の問題は、ユーザーに「この会社は時代遅れ」という印象を与えることです。
見た目や使いやすさは、信頼感に直結する要素であり、それがビジネスチャンスを左右するのです。
これらのように、スマホ非対応であることは、SEOや広告だけでなく、企業の信頼性や収益にまで悪影響を与える重大な問題です。
単に「見た目を整える」というレベルではなく、ビジネスの根幹に関わるテーマとして早急な対応が求められます。
スマホ対応の基準と、今すぐできる改善ポイント
「スマホ対応していますか?」と聞かれて、「スマホで見れるから大丈夫」と答える方も多いかもしれません。
しかし、ただ表示されるだけでは十分とは言えません。本当にユーザーが使いやすい設計になっているかどうかが重要です。
スマホ対応の“本当の意味”とは?
単にスマホでページが表示される状態は「最低限の対応」であり、ユーザー体験(UX)まで含めて最適化されているかが本当のスマホ対応です。
Googleが推奨する「モバイルフレンドリー」なサイトとは、以下のような基準を満たしたものです。
- 画面幅に合わせて自動でレイアウトが調整される(レスポンシブデザイン)
- テキストが小さすぎず、拡大せずに読める
- ボタンやリンクが指で押しやすい配置・サイズになっている
- ページの読み込みが速く、ストレスなく閲覧できる
- フォームやナビゲーションがスマホ用に最適化されている
これらが満たされて初めて、「スマホ対応されたホームページ」と言えるのです。
レスポンシブデザインとは?
スマホ対応の基本としてよく使われるのがレスポンシブデザインです。
これは、画面サイズ(PC・タブレット・スマホなど)に応じてレイアウトを自動調整する仕組みです。
たとえば、「PCでは横2列の構成」を「スマホでは縦1列に自動変換」したり、「画像サイズも自動で縮小」です。
この設計にすることで、更新管理も効率的になり、SEOにも強くなります。
すぐに改善できるスマホ対応ポイント5つ
実際にスマホ対応を進める上で、特に重要な改善ポイントを5つ紹介します。
1. 画像サイズの軽量化
スマホユーザーは通信制限がある場合も多く、画像が重いと読み込みに時間がかかります。WebPなどの軽量フォーマットを活用し、画像は圧縮・最適化しましょう。
2. フォントサイズの見直し
小さすぎる文字は読みづらく、ユーザーが拡大操作をする必要が出てしまいます。スマホでは14〜16pxを基準とし、行間も1.5倍程度取ることで視認性が向上します。
3. タップ操作に配慮したUI設計
リンクやボタンの間隔が狭いと、誤タップが増えてストレスになります。指1本で押しやすい最低でも48px四方を目安に配置を見直しましょう。
4. ページ読み込み速度の改善
Googleが提供する「PageSpeed Insights」などを使って、表示速度をチェックしましょう。特にモバイル表示のスコアが低い場合は、CSSやJavaScriptの圧縮やキャッシュの最適化が有効です。
5. ファーストビューの最適化
スマホでは最初に見える範囲(ファーストビュー)に重要な情報を集約しましょう。キャッチコピー、サービス内容、行動ボタン(CTA)などは上部に配置するのが鉄則です。
対応チェックに使えるツールも活用しよう
スマホ対応状況を確認できる無料ツールもあります。
PageSpeed Insights
→ スマホとPC両方の表示速度を計測し、改善提案も提示してくれます
https://pagespeed.web.dev/
スマホ対応は一度やれば終わりではありません。デザインのトレンドやGoogleの評価基準は常に進化しているため、継続的な改善とチェックが必要です。
「見やすい」「使いやすい」「読み込みが速い」これら3点を満たすホームページこそが、ユーザーに選ばれるスマホ対応サイトです。

スマホ対応のホームページは売上にも直結する
スマホ対応は、単なる「見た目の調整」ではなく、売上や成果に直接つながる施策です。現代の消費者行動はスマートフォン中心に変化しており、スマホからの問い合わせや購入がメインとなる業種(ECサイト、予約制サービス、美容・飲食など)では、スマホ対応が売上を大きく左右します。
スマホ非対応だと「選ばれる前に離脱」
たとえば飲食店を探しているユーザーが、Googleで「渋谷 ランチ」と検索して複数のサイトをチェックするとします。
- A店:スマホでも見やすく、メニューや地図もすぐに見られる
- B店:スマホでは文字が小さく、メニューはPDFで読みづらい
このとき、ユーザーがどちらの店を選ぶかは明白です。
内容より先に「使いやすさ」が判断基準になってしまうのが、スマホ検索の現実です。
つまり、スマホ対応できていないホームページは、競合と比較される前に離脱されるということです。
どれだけ内容が優れていても、ユーザーの指先(タップ)に選ばれなければ意味がありません。
スマホ対応が売上を伸ばす4つの理由
1. 離脱率が減り、訪問者がページを読み進めてくれる
スマホで読みやすく、操作しやすいデザインにすることで、ページの直帰率が大幅に下がります。
結果として、サービス紹介や商品情報をきちんと読んでもらえるようになります。
2. CTA(行動喚起)ボタンへの到達率が上がる
「問い合わせはこちら」「電話する」「カートに入れる」などのボタンは、スマホだと見落とされやすい位置にあると意味がありません。
スマホ対応でボタンが適切に配置されていれば、クリック率=CV率が向上します。
3. フォーム送信率が上がる
スマホ未対応のフォームは、入力欄が小さくて使いづらかったり、入力途中で画面がズレたりすることで、途中で離脱される原因になります。
スマホ対応フォームは、ストレスなく送信できるため、問い合わせ数が2倍以上に増えるケースもあります。
4. 信頼感が高まり、購買心理を後押しする
見た目や操作性は、無意識のうちに企業や店舗への「信頼感」に変わります。
スマホでの印象が良いと、ユーザーは安心して行動(予約・購入)に移るのです。
【実例】スマホ対応で売上アップした事例
■ 小規模リフォーム会社(BtoC)
- Before:PC用サイトをスマホでも表示
- After:スマホ対応のレスポンシブデザインにリニューアル
- 結果:月間問い合わせ件数が 12件 → 29件(約2.4倍) に増加
- 要因:問い合わせフォームの簡素化、電話ボタンの常時表示など
■ アパレルECサイト
- Before:スマホ表示時に商品画像が小さく、決済画面で離脱多数
- After:モバイルUIを全面的に見直し、購入導線を最短に
- 結果:モバイル経由の売上が 月商110万円 → 178万円(約1.6倍)
このように、スマホ対応は「整えるためのコスト」ではなく、「売上を増やすための投資」ということがわかります。
スマホで調べて、選ばれる時代
今の消費者は「まずスマホで調べて」「スマホで比較して」「スマホで購入する」のが当たり前です。
店舗・EC・サービス提供がどんなに素晴らしくても、スマホでの印象が悪ければ、ユーザーはその場で離脱し、ライバル企業へ流れてしまう可能性があります。
ここまで読んでいただいた方は、スマホ対応は売上に直結するものだと分かっていただけたかと思います。スマホユーザーに選ばれる仕組みを持ったホームページは、自然と成果を出し続けることができるのです。
スマホ対応にかかる費用と期間
スマホ対応を進める際に、もっとも気になるのが「いくらかかるのか」「どれくらい時間がかかるのか」という点ではないでしょうか。
ここでは、対応方法別の費用・期間の目安や、費用を抑えるためのポイントまで詳しく解説します。
スマホ対応にかかる費用の相場
スマホ対応には、いくつかの方法があります。以下は一般的な対応パターンごとの費用目安です。
対応方法 | 概要 | 費用の目安 |
---|---|---|
① 既存サイトの一部スマホ最適化 | フォント調整・リンクサイズ変更・表示崩れ修正など | 約5〜15万円 |
② 全体をレスポンシブデザインに変更 | レイアウトを画面幅に応じて自動調整する設計に変更 | 約30〜80万円(5〜10P) |
③ サイト全体をリニューアル+スマホ最適化 | デザイン刷新+コンテンツ見直し+UI/UX再設計 | 80万円〜150万円以上 |
④ CMS(WordPressなど)でテーマ変更 | モバイル対応済みのテンプレートを活用 | 約10〜40万円 |
※制作会社や依頼内容、ページ数によって上下します。
期間の目安
対応にかかる期間も、作業の規模によって変わります。
対応規模 | 期間の目安 |
---|---|
軽微な修正のみ(1〜3ページ) | 約1週間〜10日 |
全体をレスポンシブ対応(5〜10ページ) | 約3〜5週間 |
大規模サイトの再構築+UI改善 | 約2〜3ヶ月以上 |
また、ページ数が多い・画像素材が多い・複雑な機能があるなどの場合、さらに日数がかかるケースもあります。
費用を左右する主な要因
以下のような点が、スマホ対応の費用を大きく左右します。
- ページ数:ページが多ければその分対応箇所も増え、コストが上がります
- 現状の構造:古いHTMLで組まれているサイトは、修正に手間がかかることがあります
- デザインの複雑さ:アニメーションや独自UIがある場合、対応が難しくなります
- フォームや予約システムの有無:インタラクティブな要素が多いと費用は上がります
- CMSの使用有無:WordPressなどを使っていれば対応しやすく、コストを抑えられることもあります
スマホ対応をコスパ良く進めるポイント
できるだけ費用を抑え、かつ効果的にスマホ対応を進めるためには、次のような工夫がおすすめです。
1.ページの優先順位を決める
まずはトップページ、商品・サービスページ、問い合わせページなど、成果に直結するページから対応しましょう。不要なページを後回しにすることでコスト削減につながります。
2.CMS対応のテンプレートを活用
WordPressなどのCMSでは、レスポンシブ対応済みのテーマが豊富にあります。自社に合ったデザインテンプレートを活用することで、制作工数を大幅にカットできます。
3.写真やテキスト素材は社内で用意する
素材準備を制作会社にすべて任せると、追加費用がかかることがあります。社内で写真や原稿を用意すれば、コストを抑えられます。
4.複数社に見積もりを取る
スマホ対応の制作費は業者によって差が大きい分野です。同じ要件でも費用が倍以上違うこともあるため、必ず2〜3社の見積もりを比較することをおすすめします。
補助金の活用も検討を(2025年最新版)
ホームページ制作には費用がかかりますが、2025年現在では「小規模事業者持続化補助金」を活用することで、最大50万円まで補助を受けられる制度があります。
この制度では、商工会・商工会議所の支援を受けながら事業計画を策定し、申請することで、ホームページ制作やその運用に必要な費用が補助対象になります。特に、「販路開拓」の一環としてホームページを活用する場合は、審査上も評価されやすい傾向があります。
補助率は2/3、補助上限額は最大50万円(※補助率14%という記載は誤解されやすいため要注意)とされており、制作費用が75万円の場合、そのうち50万円までが補助される可能性があります。
制度は年度ごとに内容が変更される可能性があるため、最新情報は商工会議所や中小企業庁の公式サイト、または補助金ポータルサイトなどで確認してください。
参考:【2025年最新】小規模事業者持続化補助金でホームページ制作費を賢く活用する方法|申請手順から徹底解説
費用と時間は「未来の成果」に比例する
スマホ対応は「支出」ではなく、売上・信頼・集客の土台となる「投資」です。
適切なパートナーと連携し、自社のビジネスモデルに合わせた対応を行うことで、短期間でもしっかり効果を感じることができるでしょう。
スマホ対応ホームページに関するよくある質問と誤解
ここでは、スマホ対応に関してよくある質問や、誤解されがちなポイントをQ&A形式で整理しました。
Q1:今のホームページがスマホで「表示されている」けど、それで問題ない?
A:表示されているだけでは不十分です。
スマホで表示されていても、文字が小さかったり、操作しづらかったりする場合は「スマホ対応できていない」と判断されます。Googleもユーザーも快適さを求めています。
Q2:スマホ対応したら、すぐに検索順位が上がりますか?
A:すぐに劇的な順位アップがあるわけではありませんが、長期的には大きな差が出ます。
特に他のSEO対策をしているサイトとの差が出やすく、スマホ対応の有無で順位が入れ替わることも多くあります。
Q3:スマホ対応するとPC表示が崩れるのでは?
A:レスポンシブ設計なら問題ありません。
画面サイズごとにレイアウトを自動調整するため、PC・タブレット・スマホいずれでも最適な表示が可能になります。
Q4:スマホ対応は一度やれば十分?
A:定期的な見直しが必要です。
デバイスの進化、ブラウザの仕様変更、Googleのアルゴリズム更新など、Web環境は日々変化しています。半年〜1年ごとのチェックをおすすめします。
Q5:とりあえずアプリを作った方がいいのでは?
A:中小企業や店舗ビジネスにはホームページのスマホ対応の方が先決です。
アプリは開発・維持コストが高く、ユーザーにダウンロードしてもらうハードルもあります。まずはWebサイトの最適化が優先です。
まとめ:今こそスマホ対応のホームページ制作を始めるべき
スマートフォンが情報収集や検索の主役となった現在、ホームページがスマホに最適化されていないことは、自らチャンスを逃していることと同じです。
- スマホでの表示に問題があれば、ユーザーはすぐ離脱します
- Googleからの評価も落ち、検索順位が下がります
- SNSや広告の効果も無駄になります
- 信頼性や売上にも直接影響が出ます
しかし、逆に言えば、スマホ対応をしっかり行えば、ユーザー満足度が上がり、問い合わせや成約率も高くなるチャンスがあります。
今やスマホ対応は、コストではなく「投資」と考えるべきです。
未来のお客様のためにも、いまこのタイミングでホームページのスマホ対応を見直してみてはいかがでしょうか。

- 監修者
- 田邉 文章 Fumiaki Tanabe
