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Shopify とは?特徴や使い方、他のプラットフォームとの比較など徹底的に解説します
ECサイトを制作する場合は、大きく分けて3種類があります。モール型と呼ばれるAmazonや楽天市場・ヤフーショッピングなどに出店する方法や、EC-CUBEなどオープンソースで制作する方法、今回ご紹介するShopifyなどASP型ECサイトでの制作です。
Shopifyは、世界最大のシェアを誇り2017年に日本向けにローカライズされたことで多くの企業が導入し、近年注目を集めています。そんな注目度No.1のShopifyを徹底的に解説していきます。
目次
Shopify(ショッピファイ)とは?
Shopifyは、2004年にカナダで創業されたECサイト開発・運営できるプラットフォームです。現在175ヵ国100万店舗以上で導入されるなど世界NO.1シェアを誇っている注目のサービスです。
以前は、管理画面が日本にローカライズされていませんでしたが、2017年11月に日本法人ができ、現在では日本語でのサポートの充実を図って導入実績を増やしています。
また、ECサイトのデザインテーマも豊富で100前後のテーマが準備されています。通常それらのテーマをベースにカスタマイズを加えることで、スピーディーにデザイン性の高いECサイトの制作ができます。
世界をマーケットに越境ECを行うことも簡単で、多言語・多通貨・海外配送の機能も充実しているのが特徴です。
Shopify(ショッピファイ)での大手企業ECサイト導入事例
レッドブル
https://www.redbullshopus.com/
エナジードリンク「Red Bull(レッドブル)」の公式ECサイト。アパレルや雑貨などのオリジナル商品を販売しています。全世界にグローバル展開している有名ブランドも、Shopifyを利用しています。
オリオンビール
2020年に全面リニューアルされた、沖縄を代表するブランド「オリオンビール」もShopifyで制作されています。
ゴーゴーカレー
金沢カレーブームを巻き起こし、その後ニューヨークへ展開。現地でも爆発的な人気を誇るゴーゴーカレー。Shopify公式サイトの「成功事例」にも掲載されています。
Allbirds
Allbirdsは、サッカーの元ニュージーランド代表 ティム・ブラウンとバイオテクノロジーの専門家 ジョーイ・ズウィリンガーによって誕生したアメリカ発のシューズブランドです。
Francfranc
Francfranc(フランフラン) は、インテリアや雑貨の販売やコーディネートなど、雑貨から家具、寝具、ソファーなどまで幅広いアイテムを販売しています。国内に127店舗と香港に7店舗を展開。ECサイトをShopifyで制作されています。
A Bathing Ape
日本や海外で人気のアパレルブランド「A Bathing Ape」もShopifyで制作されています。
決済通貨も円、USドル、ユーロなど26種類で対応することで、越境ECの強みを活かしています。
ShopifyでECサイトを制作するメリットとデメリット
Shopify導入のメリット
(1)導入・ランニングコストが安い
Shopifyの料金プランは3種類あります。どのプランも初期費用はかからず、月額費用のみで利用できます。ECサイトの規模に応じて、最適なプラン選ぶことができます。
プランによる違いは大きく分けて、「スタッフアカウント」「在庫のロケーション」「レポート機能」になります。また、これ以外にかかる費用は、決済手数料と有料のテーマを使用した場合の費用、アプリの費用です。
(2)決済方法が充実
決済機能が充実しているのもShopifyの強みとなっています。日本で利用できる決済方法は、現在以下の9種類です。
[Shopify ペイメント]
・クレジットカード決済:VISA/Mastercard/American Express
・Apple Pay
・Google Pay
[Shopify Pay]
・クレジットカード決済:VISA/Mastercard/American Express
[PayPal]
[Amazon Pay]
[KOMOJU]
・クレジットカード決済:JCB、Visa、MasterCard、Diners、American Express
・コンビニ支払い
・銀行振込
・デジタルマネー(NET CASH/Web Money/BitCash)
[キャリア決済]
・NTT DOCOMO
・au
・Softbank
[2Checkout]
[CyberSource]
[BitPay]
・ビットコイン
・ビットコインキャッシュ
(3)豊富なアプリによる高いカスタマイズ性
Shopifyには、追加の機能を加えることができるアプリが充実しています。
お客様がレビューできる機能やInstagram・Facebookと連絡できる機能、定期購入機能など様々です。必要に応じてアプリを追加することで、簡単にカスタマイズを加えることができます。
デザインについても同様で、100種類あるテーマをベースにカスタマイズを加えることで、オリジナルデザインのECサイトをスピーディーに制作できます。
Shopify導入のデメリット
(1)ローカライズが完全ではない
2017年に日本法人ができ、積極的にローカライズされていますが、英語が残っている部分があります。基本的な機能は全て日本語化されているので通常使用するには問題ありませんが、サードパーティー製のアプリやテーマは、海外の製作者によるもので日本語に対応していません。
(2)HTMLの知識が必要な場合がある
基本操作などは、HTMLなどの専門知識は不要で、誰でもECサイトを運営することができますが、ブランドのコンセプトに合わせたデザインにしたり、売上アップに必要なセール情報をメインスライドで表示したいなどの場合には、HTMLによる、テーマのカスタマイズが必要になります。
社内にHTMLの知識があるスタッフがいない場合は、ShopifyでのECサイト制作・運用のサポートを行っている会社に相談するのもいいでしょう。
Shopifyと他のECサイトプラットフォームの徹底比較
Shopifyと他のECサイトプラットフォームとの比較を一覧表にまとめました。
料金での比較
サービス名 | サービス名 | 月額利用料金 | 最短契約期間 | 商品登録件数 |
---|---|---|---|---|
Shopify | 無料 | ベーシック:29$ スタンダード:79$ プレミアム:299$ | 1ヶ月 | 無制限 |
BASE | 無料 | 無料 | ー | 無制限 (1日最大1,000件) |
MakeShop | プレミアム:10,000円 エンタープライズ:10万円~ | プレミアム:10,000円 エンタープライズ:50,000~ | 1ヶ月 | 無制限 |
カラーミー ショップ | フリー:無料 レギュラー:3,300円 ラージ:3,300円 | フリー:無料 レギュラー:3,300円 ラージ:7,945円 | 1ヶ月 | プレミアム:1万点 エンタープライズ: 5万点 |
STORES | 無料 | フリー:無料 スタンダード:2,178円 | 1ヶ月 | 無制限 |
決済方法で比較
サービス名 | クレジットカード 決済手数料 | 入金サイクル | 備 考 |
---|---|---|---|
Shopify | 国内(VISA、MasterCard):3.4% 海外&AMEX:3.9% JCB:4.15% | 毎週日曜日締め 翌週金曜日払い | リボ・分割払いは未対応 |
BASE | 6.6%+40円 | 振込申請から10営業日 (土日祝除く) 最短翌日入金 手数料1.5% | リボ・分割払いは未対応 |
MakeShop | VISA、MasterCard: 3.39%、3.19%(50万円以上/月) JCB、AMEX:3.49% | 月末締め/翌月末入金 即日~1営業日 手数料:1.5% | リボ・分割払い 3Dセキュア入力はオプション対応 |
カラーミー ショップ | 6.6%+30円/件 個人5.5%、法人4~5% | 月末締め・翌月末入金 末締め、翌々月20日払い 末締め、翌月15日払い | リボ・分割払い 3Dセキュア入力はオプション対応 |
STORES | フリー:5% スタンダード:3.6% | 月末締めの翌月末払い 最短翌日入金 手数料:フリー:3.5% 手数料:スタンダード:1.5% | Amazon Payは4% 代金引換は実費 リボ・分割払いは未対応 |
機能での比較
機能 | Shopify | BASE | MakeShop | カラーミーショップ | STORES |
---|---|---|---|---|---|
HTML編集 | ○ | ○ | ○ | ○ | ー |
クーポン発行 | ○ | ○ | ○ | オプション | ○ |
レビュー機能 | オプション | ○ | ○ | オプション | ○ |
ポイント機能 | オプション | ー | ○ | ○ | ー |
メールマガジン | オプション | ○ | ○ | ○ | ○ |
予約販売 | オプション | ○ | オプション | ー | ○ |
定期販売 | オプション | ○ | オプション | ○ | ○ |
まとめ販売 | オプション | ー | オプション | ー | ○ |
インスタ連携 | ○ | ○ | ○ | オプション | ○ |
レコメンド機能 | オプション | ー | オプション | ○ | ー |
まとめ
Shopifyとは?という基本的な説明から、日本を含めた世界各国の大手企業の導入事例や導入する上でのメリットとデメリット、他のプラットフォームとの比較をご紹介してきました。D2Cがトレンドとなり、モールでのECサイト運営から、自社でECサイトを運営する流れは、今後も一層加速していきそうです。
BravoWEBでは、初めてECサイトを制作する方や楽天やアマゾン、YahooなどモールからShopifyに移行を検討されている方に、制作から運営までトータルにサポートさせていただいております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社のECサイト制作サービスページはこちらになりますので、ご参考にしてください。