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弁護士事務所のホームページをリニューアルする際に検討するべき6つの項目
弁護士事務所のホームページをリニューアルするタイミングとしては、
・実際の事業とホームページの乖離が発生している
・デザインが古く、悪いイメージを与えている
・ホームページからの集客力を強化してスケールアップを検討している
などが考えられます。
今回はそんな弁護士事務所のホームページをリニューアルする際に検討するべき6つの項目をご紹介します。
もし、今のホームページにこれらの項目がない場合は是非導入を検討してみてください。
理念
業務に対して、どういった姿勢で取り組んでいくのかを伝えるページです。
案件に対する姿勢はもちろんですが、依頼者とどう関わって行くのか、どのようにトラブルや問題点を解決へ導いていくのかを明確に示すことで、ユーザーの心理に訴えかける事もできます。
参考の御堂筋法律事務所ではコンセプトを提示し、そのあとに「事務所理念」を3つのポイントで分かりやすくまとめています。
参考URL(御堂筋法律事務所|事務所について):https://www.midosujilaw.gr.jp/
ホームページを訪れた際に最初の方に見るページでもあるので、事務所の熱い想いをこのページで伝えるようにしてください。
動画
動画の利用用途は様々ありますが、例えばホームページのファーストビューに入れることで静止画やテキストよりも何十倍もの情報量を短い時間で一度に伝えることができ、インパクトのある第一印象を与える事ができます。
参考の北浜法律事務所の動画は「人」をテーマにした動画になっております。動画の中には様々な人が出てきますが、表情豊かな人もいれば、真剣なまなざしの人など、「一生懸命、真摯に取り組み」コンセプトの「クライアントとともに。」のコンセプトを引き立て為の要素となっています。
動画制作は、費用はそれなりにかかりますが、言葉や写真だけでは表現できない、企業からのメッセージを伝えることができます。
参考URL(北浜法律事務所):https://www.kitahama.or.jp/
取扱業務
弁護士事務所を探す上でユーザーは自分の抱えている問題の「分野」が対応可能かどうかを調べてホームページにアクセスします。
そのため、ホームページでは対応可能な専門分野をわかりやすく一覧でまとめましょう。
項目名だけでも構いませんが、それだけではユーザーには伝わらない場合もあるので、簡単な補足説明を加える方がいいでしょう。
また、補足を加えることでSEO的にも有利になります。
参考は奥野総合法律事務所・外国法共同事業のホームページの業務内容ページです。
こちらは取り扱うことのできる業務が左の一覧でリスト化されており、クリックするとその詳細説明が記載されている部分に遷移すします。
装飾なども最低限で非常にシンプルに見やすくまとまっています。
参考URL(奥野総合法律事務所|業務内容):https://www.okunolaw.com/services/expertise/
費用と相談の流れ
ユーザーがお問い合わせをしてから相談、支払いまでをステップごとに簡潔にまとめたページがあると、依頼した後のイメージがつきやすくなり、安心して依頼することができます。
また、事務所によって費用の発生するタイミングや無料相談などをしてくれるところなど様々です。無料相談ができるのであればユーザーのハードルも下がり、お問い合わせをしやすくなります。
アルタイル法律事務所ではお問い合わせから相談、契約までのフローを5つのステップと価格表で分かりやすくまとめていますのでご参考ください。
参考URL(アルタイル法律事務所|費用と相談の流れ):https://altair-law.com/cost
コラム
ユーザーに有益な情報を発信していくことで、ホームページへのユーザーの訪問者数は段々と増えていきます。
また、もしその情報がユーザーにとって有益な情報だった場合、何度もホームページを訪れてくれるようになります。
唯一のデメリットは、継続してコンテンツを配信する必要があることですが、長期的な
視点で続けることで、潜在顧客の信頼度を獲得でき、いざ必要となった際にはその事務所にお問い合わせをしてくれるようになります。
コラムの運用例としては参考の東京新宿法律事務所が非常に力を入れて運用しています。ヘッダーのナビゲーション部分に「残業コラム」「借金問題コラム」「相続コラム」と3つのカテゴリのコラムを築いており、コラムへすぐにアクセスできる用に工夫されています。ユーザーは今直面している問題が、果たして弁護士に相談するべきなのか否か分からない場合が殆どなので、ユーザーとしては非常に有益な情報です。
また、こちらのホームページは一つ一つの記事に対しても分かりやすく作られていたのでご紹介します。
コラムのポイントが明確
記事が始まる前に、「ざっくりポイント」で抑える部分が明記されています。これからどのようなストーリーなのかが一目で分かりやすいです。
会話形式のやり取り
マンガのように相談者と弁護士の会話形式でストーリーが展開していきます。その部分だけ読むだけでも、記事の大枠を捉えることができ、時間の無いユーザーでも読みやすい工夫がされています。
参考URL(東京新宿法律事務所):https://www.shinjuku-law.jp/
参考URL(東京新宿法律事務所|そこが知りたい残業代請求):https://www.shinjuku-law.jp/columns-labor/
弁護士紹介
弁護士紹介ページでは主に以下の情報を掲載することをオススメします。
・写真
・経歴
・主な担当分野
・書籍の出版や論文など
・写真
笑顔で信頼感のある写真が理想的です。トラブルや事件に巻き込まれているユーザーは不安な気持ちでいっぱいです。
人間の心理的にも笑顔を見ることで人はいくらか心が落ち着き安心します。笑顔で頼りがいのある表情の写真であれば「この人にお願いしたい」という心理になるはずです。
経歴
学歴や経歴、どういった事件を解決し、実績を持っているのかを元に依頼するか否かを判断します。
箇条書きでも構いませんので、分かりやすくまとめて掲載してください。
主な担当分野
ユーザーは自身の持つ問題に精通した弁護士にお願いしたいと思っています。相続や離婚、親子関係、債務整理、損害賠償、刑事など、わかりやすい表現で記載しましょう。
書籍出版や論文
書籍の出版や論文を執筆しているということは、大きな権威づけとなります。
またセミナーや講演などの実績経験があればそれらも同様の権威づけが可能です。
TMI法律事務所のホームページの紹介ページで見やすく良い印象を受けるように掲載しています。
参考URL(TMI法律事務所|Our People):https://www.tmi.gr.jp/people/
まとめ
弁護士事務所のホームページをリニューアルする際の検討するべき6つのポイントをご紹介しました。
ユーザーは今直面している問題が、果たして弁護士に相談するべきかどうかわからないものです。その手助けとなる為の、コラム運用、そして、「この人なら相談できるかも」と感じることができる弁護士紹介ページにすることで、ユーザーはお問い合わせをしやすくなり、リニューアルの効果を発揮できるのではないでしょうか。
ホームページ作成する際には、是非こちらの記事を参考にいただき、検討する上での手助けになれば幸いです。