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コンテンツマーケティングDECAX時代。4つのタイプと11種類の手法
「オウンドメディア」と聞くと多くの人はコンテンツマーケティングを思い浮かべるのではないでしょうか?記事作成をして、写真を選んでブログに上げて…記事は会社の資産となり、集客としてもある程度の効果は期待できます。しかし、それだけでは十分な効果は得ることが出来ません。
目次
コンテンツマーケティングDECAXとは?
ユーザーの商品購入における購買行動の1種です。下記の単語のそれぞれの頭文字をそれぞれ取ってDECAXモデルと言われるようになりました。
Discovery(発見)
Engage(関係構築)
Check(確認)
Action(行動)
Experience(体験と共有)
まず商品をユーザーに発見(Discovery)してもらうことがスタートです。ユーザーとの関係構築(Engage)のため、長期的に情報を掲載したり提供することが必要です。また、クチコミサイトなどで、ユーザー自身に他社と比較してもらい、本当に良い商品なのかユーザー自身に確認(Check)してもらいます。本当にこの商品が良いと感じ、信頼してもらえたタイミングで、ユーザーは商品購入という行動(Action)を起こします。その後、ユーザー自身が商品を利用した体験談(Experience)をクチコミやSNSで投稿するというのが主な流れです。
コンテンツマーケティング、4つのタイプと11種類の手法
現代のコンテンツマーケティングは大きく4つのタイプに分類されます。以下にそれぞれのマーケティングの特徴と具体的なコンテンツをご紹介します。
エンタメ型コンテンツマーケティング
ユーザーの好奇心に訴えかけ、つい誰かに伝えたくなってしまうようなコンテンツマーケティングの方法です。ターゲットを絞りづらいのが課題点ではありますが、大衆向けコンテンツとなる為、集客力があります。成功すればかなりの反響を期待できます。
バイラルコンテンツ
誰かに「いいね!」でシェアしたくなってしまうようなコンテンツ。動画やSNS投稿が主で、一度誰かに受け取られると、その人がまた次の人にそのことを伝えて、人伝に広まっていきます。その広まり方がまるで病気のウイルスが広まる様に似ているのでバイラルコンテンツと呼ばれます。
クイズ/ゲームコンテンツ
クイズ/ゲーム形式のコンテンツは、4択問題やYes/Noクイズなどユーザーが参加しやすいコンテンツです。ターゲットとなるユーザー像(ペルソナ)にありがちな疑問を遊び感覚で解決していくことで、共感を得ることができます。その為、コンバージョンまでの道筋を立てやすいコンテンツの一つです。
情報供給型コンテンツマーケティング
企業やメーカーのノウハウや実体験、事例など、他にはない情報を供給することでターゲットを引き付けるコンテンツマーケティングの手法です。供給できる情報は多種多様ですが、ユーザーの個人情報と引き換えという点が共通しています。
メルマガマーケティング
メールマガジン(メルマガ)で情報を配信する方法。 企業では自社の新サービス紹介やキャンペーン、プレスリリースなど、企業側が伝えたい情報をダイレクトにユーザーへ送ることが出来ます。 メーカーであれば会員限定情報の配信やクーポン情報の配信などがメインです。ユーザーの意思で会員となっているケースが多い為、コンバージョンが期待できます。
資料ダウンロード
企業が独自に行った調査、ノウハウ、テンプレート資料など、他社にはない情報をホワイトペーパーとしてユーザーへ提供します。メールアドレスなどの個人情報をユーザーが提供することで、資料がダウンロードできるというようなスタイルが一般です。
【 ホームページリニューアル提案依頼書(RFP)の作成方法 】
https://www.feelbee.jp/news/ホームページリニューアル提案依頼書(RFP)の作成方法
無料トライアル
音楽配信サービスのSpotify PremiumやYouTube Musicがこれに該当します。Google HomeやAlexaなどのスマートスピーカーの普及により、導入している企業や家庭は多いのではないでしょうか?各サービスにはそれぞれ有料会員と同じように利用できる無料のトライアル期間があり、無料の会員登録を行うことでトライアル利用することができ、サービスが良ければそのまま使い続けることが出来ます。ユーザーは「無料なら使ってみよう」という心理が生まれ、会員登録のハードルが下がります。実際に商品を利用することで、その良さに気づくことができ、継続的に利用してもらうことが出来ます。
【YouTube Premium (1ヶ月間無料トライアル)】
https://www.youtube.com/premium
【Spotify (3ヶ月間、無料で楽しもう)】
https://www.spotify.com/jp/premium/
教育型コンテンツマーケティング
商品を売るというよりは、ターゲットユーザーの困りごとや疑問の解決策を供給する手法です。関係性を構築するための基礎となり、今は購入検討に至らないターゲットユーザーでも、将来的には購入の決定をする際の手助けとなります。短期間での成果を出すことは難しいですが、情報を発信し続けることで、ユーザーとの信頼関係を少しずつ築いていくことが出来ます。
マンガコンテンツ
マンガは日本人にはとても親しみのあるコンテンツです。文字だけで説明するよりも、視覚的に説明してくれるマンガを利用することで、難しそうな内容もユーザーに理解されやすくなります。新卒向けリクルート資料や専門的な記事など、マンガが利用されており一般的なコンテンツの一つです。近年では、海外でも取り入れてられていることから注目されているコンテンツマーケティングの手法と考えられます。
【DOCOMO マンガでわかる安心サーポート】
https://www.nttdocomo.co.jp/support/promotion/anshin_support/
インフォグラフ
文章だけでは理解しづらい情報をインフォグラフで整理してあげることで、ユーザーの理解度が深まります。また、色や形、大きさなど視覚的訴求があるので、印象に残りやすいのが特徴です。
【ANA A380 FLYING HONU 徹底解剖】
https://www.ana.co.jp/travelandlife/infographics/vol37/
ウェビナー(ウェブセミナー)
ウェビナーとはウェブとセミナーが合わさって出来た言葉で、名前の通り、ウェブ上(ライブ配信)という形でセミナーが開催します。ウェビナーの一番の特徴は遠隔地からでも参加出来るということ。企業側、ユーザー側双方に費用負担が少なく、容易に開催をすることが可能なので注目されているコンテンツマーケ ティングの一つです。
【WEBセミナー マイナビ2021】
https://job.mynavi.jp/conts/2021/tv/index.html
意思決定訴求型のコンテンツマーケティング
意思決定訴求型のコンテンツマーケティングは、主にユーザーの感情をターゲットとしたマーケティング手法です。ユーザーの消費行動は複数ある中から比較検討し、1つを選ぶことがほとんどです。購入に踏み切る一押しとなったり、商品の良し悪しを決定するための、判断材料となるコンテンツを供給することが重要になります。
有名人やタレントの起用
テレビや広告などで良く目にする有名人。有名人が実際に使用していると話題になったり、CMなどで商品を紹介することで、有名人とその商品には何の関係性が無くても、ユーザーは「この商品、良いかも」と感じ、購入へのハードルが低くなります。 例えば、私がお勧めするコーヒーと、宇宙人ジョーンズ(トミー・リー・ジョーンズ)がお勧めするコーヒー、あなたならどちらを飲んでみたいと感じますか?
【サントリー BOSS】
https://www.suntory.co.jp/softdrink/boss/cm/
インフルエンサーマーケティング
有名人を起用することと類似していますが、 インフルエンサーの多くは「一般の人」です。 インフルエンサーにより商品を紹介してもらうことで商品に対する警戒心を下げる手法です。
2児のママであったり、好きなことをとことん突き詰めている人であったり様々な方がいます。インフルエンサーはSNSを中心に活動しており、主に自分のライフスタイルや考え方を日々投稿しています。そこに共感するフォロワーをターゲットとします。
コメントやDMなどやり取りができるので、友達のような存在で、距離感の近さからフォロワーからは親和性があります。有名人ほどシェアはありませんが、ユーザーとの距離感が近いため、ターゲットへの影響力は有名人よりも期待できます。
クチコミマーケティング
企業側ではアピールできない商品イメージの良し悪しを実際に使用したユーザーが評価します。商品の検討段階のユーザーにとっては、企業側の意見よりも参考になり説得力があります。クチコミで良い評価の多い商品は、良い評判が集まる為、商品が更に売れるようになる良いサイクルが生まれます。逆に悪い評価ばかりが集まる商品は、クチコミから商品の改善点を発見し、次の商品に活かすことが出来きます。
【価格.com】
https://kakaku.com/
まとめ
コンテンツマーケティングDECAXの時代に効果的なコンテンツマーケティングの運用をするには、ご紹介した4つのタイプをバランスよく運用することがポイントとなります。
自社でオウンドメディアを運用しているけど、いまいち効果が出ていない等の問題点が上がっているようなら、きっとこれらのバランスが上手く取れていない為、再度運用の見直しの必要があるかもしれません。
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