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3C分析でウェブサイトリニューアルを成功に導く
3C分析とは
3C分析とは、「顧客・マーケット(Customer)」「競合(Competitors)」「自社(Company)」のことで現状分析を行い、適切な戦略を作成することができるフレームワークです。
3C分析は成功要因(KSF)を導きだすことを目的とします。自社のサービスが「どのようなユーザーに対して」「競合他社はどんなサービスか」「自社のサービス(商品)がいいのか」を明確化することができます。
ウェブサイトリニューアルの場合の3C分析は「顧客分析」→「競合分析」→「自社分析」の順番で行います。
それぞれのフェーズにおいて、明確にすべき点は下記となります。
- 顧客分析市場や顧客のニーズ
- 競合分析競合がユーザーのニーズにどのように対応・PRしているか
- 自社分析競合分析を元に自社が成功する要因
顧客分析
顧客分析の目的は、顧客のニーズを明らかにし、メインターゲットを決めるために必要です。
○ 検索キーワード調査
「Google AdWords キーワード プランナー」や「Yahoo!プロモーション広告キーワードアドバイスツール)」を利用してどのキーワードで検索されているかを調査します。
○ 検索キーワードのグルーピング
検索キーワードをユーザーのタイプやニーズ別にグルーピングして整理します。
不動産会社の場合
新築戸建
- 戸建 東京
- 戸建 神奈川
- 注文住宅 東京
- 注文住宅 横浜
- 2世帯住宅 東京
新築
マンション
- マンション 東京
- マンション 神奈川
- 新築マンション 東京
- 新築マンション 横浜
- 新築高層マンション 東京
中古戸建
- 中古戸建 東京
- 中古戸建 神奈川
- リフォーム戸建 東京
- リフォーム戸建 横浜
- リノベーション戸建 東京
中古
マンション
- 中古マンション 東京
- 中古マンション 神奈川
- マンションリフォーム 東京
- マンションリフォーム 横浜
- マンションリノベーション
○ ターゲットニーズを決定しペルソナ作成
検索キーワードは、自社に対するユーザーのニーズです。
グルーピングすることで、どのユーザーをメインターゲットにするかを決めます。
メインターゲット及びニーズが決まったら、ペルソナを作成します。
ペルソナとは、メインターゲットとなる顧客の人物像です。これまで分析したデータから、理想のユーザー「像」を描くことです。
ペルソナに含む顧客の特性
- ・年齢や性別、職業、家族
- ・ライフスタイル
- ・ほしいと思っている物や行動
- ・趣味・思考
- ・メディアとの接し方、リテラシー
- ・自社サービスを利用する理由・目的・購買への関与の仕方など
- ・実際にサイトに訪れるまでの流れ・ストーリー
競合分析
メインターゲットとなるユーザーに対して、競合他社がどのようなサービス・商品を提供していて、どのようにアピールしているかを分析します。
競合分析の具体的な方法は、顧客分析で描いたペルソナを元にニーズ(検索キーワード)で実際に検索してみます。
(※検索の際には、パーソナライズドをさせないために、シークレットウインドウやプライベート ウィンドウなどを利用します。)
Googleなどの検索結果から1から2ページ目までの、競合企業のサイトをチェックします。チェックした項目はエクセルなどにまとめます。
チェック項目としては、下記が考えられます。
- ・会社名
- ・URL
- ・特徴的なコンテンツ・強み・差別化
- ・商品内容
- ・デザインの印象
- ・キャッチコピー
- ・問題提起・意外性
- ・保証サービス
- ・実証や根拠
最終的にライバル企業2から3社をピックアップします。
自社分析
自社分析は、競合分析を元に自社が差別化できるポイントを明確にします。
また、競合がカバーできていないポイントもしっかり押さえることで、自社サービスの強み・アピールポイントが見えてきます。
自社分析のチェック項目としては、下記が考えられます。
- ・競合他社のアピールポイントに対しての自社サービスの対応方法
- ・競合他社のウィークポイントに対しての自社サービスの対応方法
競合分析で利用したエクセルなどを参考に自社についてじっくり分析します。
ウェブサイトリニューアルにおける3C分析の活用
3C分析の流れを説明してきました。ウェブサイトリニューアルを行う際に、こんなデザインにしたいなど、担当者の主観的な部分のみで考えてしまうのは非常に危険な行為です。
客観的に3C分析を用いて判断することで、御社のサービスや商品の本質が見えてきます。
弊社ではウェブリニューアルを行う際にも、この3C分析を用いてホームページのリニューアルをご提案いたします。